シミ治療や肝斑治療に使われている、トランサミンはどんな薬?成分や効果について解説
更新日:2024年06月26日
トランサミンは錠剤・カプセル・散剤と複数の剤形があり、小児から高齢者まで多くの患者様へ使用される医薬品です。またトラネキサム酸というジェネリック医薬品も複数のメーカーから発売されています。
トランサミンはプラスミンという物質の働きをおさえることで、抗出血・抗アレルギー・抗炎症効果を示します。これらの作用による以下のような効能・効果があります。
出血傾向、異常出血、湿疹・じん麻疹・薬疹・中毒疹による紅斑・腫脹・痒み、扁桃炎・咽喉頭炎における咽喉痛・発赤・充血・腫脹、口内炎の口内痛および口内粘膜アフターの治療など、広く様々な症状に治療効果があります。
なかでもトランサミンが頻繁に用いられる一般的な症状として、湿疹、痒み、扁桃炎・咽喉頭炎における咽喉痛などの症状、口内炎における口内痛および口内粘膜アフターの治療があげられます。
トランサミンとは
トランサミン(一般名:トラネキサム酸)は有効成分トラネキサム酸を含有する医療用医薬品です。トランサミンは錠剤・カプセル・散剤と複数の剤形があり、小児から高齢者まで多くの患者様へ使用される医薬品です。
またトラネキサム酸というジェネリック医薬品も複数のメーカーから発売されています。トランサミンはプラスミンという物質の働きをおさえることで、抗出血・抗アレルギー・抗炎症効果を示します。
これらの作用による以下のような効能・効果があります。
出血傾向、異常出血、湿疹・じん麻疹・薬疹・中毒疹による紅斑・腫脹・痒み、扁桃炎・咽喉頭炎における咽喉痛・発赤・充血・腫脹、口内炎の口内痛および口内粘膜アフターの治療など、広く様々な症状に治療効果があります。
なかでもトランサミンが頻繁に用いられる一般的な症状として、湿疹、痒み、扁桃炎・咽喉頭炎における咽喉痛などの症状、口内炎における口内痛および口内粘膜アフターの治療があげられます。
トランサミンの成分は?
トランサミンの成分は全ての剤形で共通しており、トラネキサム酸という有効成分を含有しています。実はトラネキサム酸の正体は人工的に作られたアミノ酸です。
トラネキサム酸は生体内に元々存在する必須アミノ酸を元に作られ、炎症を引き起こすプラスミンと呼ばれる酵素の働きを抑える効果があります。
のどの痛みに効果的?
病院でトランサミンが処方される多くのケースが扁桃炎・咽喉頭炎・咽喉痛などの症状に対する効果を目的として使用されています。
市販の風邪薬などのにもこれらの症状への治療効果を期待して多くの商品に広く含有されています。この効果は先ほど述べたプラスミンの働きを抑制する作用により炎症を静めることで発現しています。
実はシミ治療や、肝斑治療に使われている
トランサミンが扁桃炎・咽喉頭炎・咽喉痛などの症状と同じように広く使用される目的の1つにシミ・肝斑など皮膚科領域があります。シミや肝斑の原因はメラニンといわれる成分であることは広く知られています。
このメラニンは皮膚の基底膜にあるメラノサイトという特別な細胞が紫外線や炎症などに刺激されることによって、メラニンを生成しています。
トランサミンが働きを妨げるプラスミン、実はこのプラスミンもメラノサイトを活性化する作用をもつ要素の1つです。
そのためトランサミンを服用することでプラスミンの作用を抑え、メラノサイトの活性化を妨げることでシミ・肝斑の原因であるメラニンの生成を防ぐことができます。
服用方法や使い方のポイント
トランサミンは1錠または1カプセルあたりに含有されている薬効成分の量によって250mg、500mgの2種類があります。
有効成分トラネキサム酸の量として通常、成人1日750〜2,000mgを3〜4回に分けて経口で服用します。年齢・症状により服用量は増減する可能性があるので医師または薬剤師の指示に従ってください。
注意点、副作用
トランサミンは小児から高齢者まで幅広い年齢層の方に使用されており、大きな副作用の少ない安全な薬であるといえます。
しかし医薬品は副作用リスクを0にすることはできませんので注意が必要です。トランサミンの副作用として、食欲不振、吐き気、嘔吐、胸やけ、そう痒感、発疹、下痢などが報告されています。
このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに筋肉が発作的に収縮する痙攣のような症状があらわれる事があります。このような場合には、薬の使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
トランサミンの有効成分のトラネキサム酸は市販薬としてドラッグストアなどでも購入することができます。しかし市販薬は医師または薬剤師などの専門家の指導のもと、使用することができないので1日の最大服用量が750mgと制限されており、病院で薬を処方される場合と最大服用量が異なりますので注意しましょう。
病院で処方される医療用医薬品と市販薬の違いは基本的にはこの1日最大服用量の違いです。
医薬品は副作用の可能性があり、場合によって大きな健康被害が発生することがありますので注意が必要です。
このような健康被害にあわれた方のために、国は副作用・健康被害に対し救済・サポートする制度を設けています。
医師・薬剤師の指示または医薬品の説明書に記載された正しい用法用量で使用せずに発現した副作用などの健康被害は国の救済・サポート制度を利用することはできない可能性があります。
万が一の場合とはいえ、大きな健康被害が発生した時、健康面・金銭面で大きな負担がかかることになってしまいますので、医薬品は用法用量に従って注意して使用すべきです。
どうすれば購入できる?
トランサミンは病院で診療を受けて、処方箋で薬を購入する以外にも、商品名・含有成分量の違いはありますが、市販・通販で購入する事ができます。
ただし、病院を受診し、医師の処方により発行された処方箋を用いて薬局で薬を購入する方法と比較すると健康保険の使用などはできませんので、薬価・価格は高くなる傾向があります。
長期間服用する場合は薬価・価格のみではなく、安全利用の観点からも医師・薬剤師などの専門家の指導のもと、使用することをおすすめします。
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