出井医師が考えるデジタル化への道筋
更新日:2024年11月7日
【デジタル化?】
IT化、DX化、AI…などデジタル化に関する新しい言葉が次々と出てきて、何が何だか分からず、不安にな ったり、焦ったりすることもありますよね。
業者さんに難しい言葉を言われて煙にまかれて言われるがままに理解もしていないのでそのまま契約してしまったり。デジタル化することだけが目的化してしまったり
まず、それぞれの言葉の意味と違いを簡単に説明します。(1)(2)
・IT化(狭義): コンピュータやインターネットなどの情報技術(IT)を使って、業務を効率化したり、新しいサービスを生み出したりすることです。
例:紙のカルテを書類をデジタル化して管理する、オンライン予約を導入するなど。
・DX化(広義): デジタル技術を駆使して、ビジネスモデルや組織、プロセス、企業文化などを抜本的に変革し、競争力を強化することです。IT化はDX化の一部と言えます。
例:予約や会計や処方箋送付 服薬指導なども一気通貫のアプリで診察のFLOWをスムーズにするなど。AIを活用して業務を自動化するなど。
・AI: 人工知能のこと。人間のように学習したり、判断したり、問題を解決したりするコンピュータプログラムです。DX化を推進するためのツールとして活用されることが多いです。
例:患者さんからの問い合わせに自動応答するチャットボット、画像認識で不良品を検出するシステムなど
【なぜこの記事を?】
昨日書いた「連休ですので:日常RoutineにAIを利用しよう(3)」というNote記事の中で、Zapierの設定における素晴らしい進歩について書きました。
1. Zapierの流れを作るため、Copilot(TriggerやActionのマクロな流れを作るためのAI)の実装を希望することを平文で書くと、Zapier内のCopilotが自動でTriggerやActionを構築してくれるようになりました。
2. Actionの一つである「AI by Zapier」の中で、ミクロなAIを構築するために、Actionのステップの一つにおいて実装を希望することを平文で書くと、プロンプトをほぼ書き上げてくれるようになりました。
これは、昔のZapierの設定の仕方やこれまでの歴史を知っているものからすると感動ものです。 これまでは、私は以下のサイトにアクセスして、「どんなアプリなのかな?」と考える日々でした。
https://zapier.com/apps?sort=launched
しかし、ZapierのCopilotによって、このサイトを見なくても良くなるというメリットと、調べなくてもAIで構築ができてしまう寂しさがあります。
毎日朝6時から朝9時くらいまで洪水のようなやり取りをしている眼科医3人のチャットグループがあります。その中で、おひとりの先生がこの記事について、以下のようにコメントしました。
「人は欲しい結果のみを頭に描いて、方法論と作業はAIが自動でしてくれて、結果の果実のみを人が得られるって事なのね~。凄い❣ でも方法論までAIがしてくれたら人間バカにならないだろうか?まあ、車が走るのにボンネットの中身を知らなくてもいいのと同じか!?」
これは、いわゆるブラックボックス化して、どんどん人間の介入する(または介入できる)部分が少なくなってきてしまうことを危惧するコメントでした。
これについては、いろいろな立場があるので善し悪しを判断することはできません。そういったことから、デジタルについてのまとめを自分なりに書いておこうと思い、この記事をまとめておこうと思った次第です。
【デジタル化は必須?】
さまざまなネット記事などでは「デジタル化は企業が生き残り、成長していくために必要不可欠」などと書いてます。その理由として
・顧客の変化への対応: 現代の顧客は、より便利でパーソナライズされたサービスを求めています。IT化やDX化、AIを活用することで、顧客のニーズを的確に捉え、迅速に対応することができます。
・競争の激化: グローバル化やデジタル化が進み、競争はますます激しくなっています。IT化やDX化、 AIを活用することで、業務を効率化し、コストを削減し、競争力を強化することができます。
・新しい価値の創造: IT化やDX化、AIを活用することで、今までにない新しい商品やサービスを生み出し、新たな市場を開拓することができます。
その通りだと思います。反論の余地はありません。
【デジタル化への道筋】
デジタル化は、目標達成のための強力なツールとなりえます。しかし、導入すれば必ず成功するほど単純ではありません。業務フロー、社内外との連携、個人レベルのタスク、学習コスト、リソースなど、様々な要素を考慮する必要があります。周囲の先生や業者さんの意見を鵜呑みにし、言われるがまま導入しても、必ずしも成功するとは限りません。
知り合いおすすめのレストランが、先生にとって必ずしも美味しいとは限らないように。あるいは、あの人が気に入っている人が、先生と相性が良いとは限らないように。デジタル化も、周りの意見だけで判断せず、先生自身にとって本当に必要なものか、よく検討することが大切です。
【著者の背景・環境】
デジタル化は、ミクロとマクロの視点を行き来しながらゴールを設定し、デジタル化する部分とあえて従来通りのアナログな部分を残す部分を考えながら進めることです。
これから述べることも、あくまでも以下のような私の個人的な考え方を背景にしてのデジタル化の話ですので、すべてを受け入れる必要はありません。その旨、事前にお伝えしておきます。
・ 著者(井手)のデジタルに対する興味関心が強い
・ 眼科という診療科
・ 外来だけの小さなクリニック
・ 患者さんの数は眼科としては多くはない
・ 患者さんと話をするのが好きなので 多くなりすぎて患者さんを待たせたり、流しがちな診療が嫌い
【著者のデジタルに対する考え方】
それぞれの意味にはオーバーラップする部分もありMECE的ではありませんが、デジタルに対しては以下のようなスタンスです。
*MECE(ミーシー)とは、物事を考える際に「漏れなく、ダブりなく」という考え方を指すロジカルシンキング(論理的思考)の手法です。英語の「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取った造語で、直訳すると「相互に排他的かつ集合的に網羅的」という意味です。
・ TPPI
・ 手間の再利用
・ コピーコストが低い
・ 結局早い・安い
・ 合成の誤謬
・ ドアノブクエスチョン
・ イソップ物語のレンガ積の職人
・ 追いつけなくならないように
・ 汎用性・将来の応用性
・ PullではなくPush
私には、以上のような思考の癖があります。それぞれの思考の癖とデジタル化との関係を述べてまいりたいと思います。
【TPPI】
これは以前の疑義照会の記事でも書かせてもらいましたが、私が代表をつとめるNYAUWという活動ではTPPIの解決ということをいつも意識しております。(4)(5)
TPPIとは、Theoretically Possible, But Practically Impossible の略です。
– オリンピック選手に競技を選べばなれますが、なろうとする人は殆どいないですよね?
– 宝くじも理屈上買い占めれば必ず当たりますが買い占めませんよね(それに買い占めて全ての当たりくじを手に入れたとしても胴元の手数料分は負けるので)
このように、理屈上は可能でも現実的には不可能なこと(TPPI)をいかに解決するかが、常に私の課題です。
私の嫌いな言葉は「どんな状況でも頑張りましょう」という言葉です。そういった曖昧な言葉だと360度全方位的になんでもやらなくてはならないからです。そういった全方位的な頑張りが必要な環境や時期もあるのは認めますが様々なリソースに限りがある中で現実的な対応を考える必要があります。
【手間の再利用】
例えば、紙カルテから電子カルテへの流れが加速しています。しかし、多額の費用をかけて手間を掛け、紙カルテをスキャンするなど、まるで無駄な労力を使っているようにしか見えません。なぜ、そんな苦労をしてまで、費用をかけて電子カルテを導入するのでしょうか?
以前の取材記事にも書かせてもらいましたが「電子カルテの要は、1つの手間(処理)を複数の人間が共有することで、同じ内容の入力が不要といった手間の再利用にあると考えました。そして共有できるからこそ病院全体としてのコストを下げられるわけですから、電子カルテの入力に必要となる人件費と、手間の再利用によるコスト削減効果とのバランスを考えながら電子カルテを選定するようにしたのです」(6)
【コピーコストがやすい】
紙カルテでは、医師は手書きで “Do” などと略記して済むので楽ですが、受付スタッフはそれをレセコン(レセプトコンピュータ)に転記する手間がかかります。しかし、電子カルテでは、医師も受付スタッフもデジタルの利点であるコピー&ペースト機能などを利用して、情報の転記を簡単に行うことができます。
【結局早い・安い】
こうやって初期コストが高かったとしても繰り返し作業時の手間に対するコストが安いので長期的にはリソ ースが少なくて済むのです(7)
【合成の誤謬】
こういった考え方を合成の誤謬の一つともいえます。(8)
すごく大雑把に言うと、「正しいこと+正しいこと=間違った結果」となる事例のことを指します。
正確には「ミクロの視点では合理的な行動であっても、それが合成されたマクロの世界では、良くない結果を生じてしまうこと」を指す経済学用語です。例えば、「個人や企業の全員がそれぞれプラスに成ることをしているのに、結果として経済全体には悪影響を与えてしまう」事例が合成の誤謬に当たります。
よく例に出されるものとして
一般的に、「貯蓄をするのは良いことだ」とされています。ある個人が貯蓄志向になれば、その個人の貯蓄額は増加していきます。しかし、「国民全員が貯蓄志向になれば、社会全体の貯蓄額が増加していくか」というと、実はそうでもありません。
貯蓄額が増えると消費額が減り、市場全体の総需要が減ってしまいます。そして、市場全体の総需要が減れば、会社の売り上げも当然下がってきます。つまり、国民が5万円貯蓄額を増やした場合、それがそのまま売り上げの低下につながって、国民の総所得が5万円減ってしまうのです。 個人は貯蓄額を増加させようと動いたにも関わらず、それが原因で国民の総所得が減ってしまい、結果として経済全体では同額の貯蓄額の減少をもたらしてしまう。
「医療でいうと、 1人の患者の治療に専念するあまり、全体の治療安全 を脅かす。医療は1人の医師が1人の患者を診ることから始まります。手術室を長く独占す れば、他の治療ができない。看護師が急変患者に集まれば、病棟にいる他の多くの患者が 非安全となります。」
「40兆円の国民医療費については、マクロの財源問題の立場では抑制しないといけないという声が多い。少子高齢で働き手に負担がかかるからだ。ただし、ミクロの患者の身内という立場になると、お金に糸目をつけないで最先端の高額医療提供となる。これは国民医療費を語る際のマクロとミクロの「合成の誤謬(ごびゅう)」になる。」
デジタル化に関しても、「手間の再利用」や「結局早い・安い」といったメリットにつながるものであれば、積極的に採用を進めるべきです。しかし、デジタル化してもこれらのメリットにつながらない場合は、採用を一旦保留にするのが賢明です。
当院でも電子カルテを導入していますが、あくまで「手間の再利用」という観点から有効活用しています。具体的には、薬剤名、病名、費用など、再利用可能なデータはデジタル入力しています。一方、図表など再利用が難しいものは、紙媒体に記録し、それをスキャンして電子カルテに添付するなど、紙媒体と併用しています。
【デジタル化は効率化のため?】
Noteno記事はIT関連の記事が多く、AmazonのKindle出版「クリニック院長ドクターのためのコミュニケ ーションIT基礎講座 5000字シンデレラシリーズ」も2024年11月3日時点で109巻までになっております。(8)こういったITは記事にも書いていますように
① 単純な個人的な趣味
② リスペクト
③ 手間の再利用
④ 余った時間をそれ以外に有効利用したい
のうち最終的には④を目的としたいのです。
ITで自動化したりして余裕ができたリソースをクリニック側が楽をしたり単にFLOWを増やして時間あたりに診療できる患者さんを増やすことだけに使うのではなく 患者さんとのコンタクト時間を増やしたりそのための工夫に使いたいのです。
そのうちの一つは、作り出せた時間を帰り際の質問を促す時間に割り当てたいなと感じているからです。
もちろん全員の患者さんにそれをするのは現実的には不可能ですが なんとなく聞きたそうにされている患者さんいらっしゃいますよね?そういった患者さんのドアノブクエションに答える時間がほしいのです。(9)
大学などのそこでしか行っていない治療を提供している施設では全国から紹介されてくる患者さんのために詰め詰めに診察のFLOWを上げるなくては外来が終わりません。
しかし、一般のクリニックはそうではありません。一般的な専門性地域の患者さんのケアを行うという性質上AIなどの台頭でITやデジタルでの仕事の代替が進んだときにはよりアナログ的な上記のようなドアノブクエスチョンのようなものが必要になってくると思います。
IT・デジタル・DXでは誰もが恩恵を受けるわけです。したがってそれを効率化のためだけに使う医師はCOMMODITYになると思っています。つまりCOMMODITYになった瞬間、先生のところには患者さんが来なくなる可能性が高いのです。患者さんに来ていただくにはそれ以外の何かが必要だと思うのです。それは、個人的にはドアノブクエスチョンのようなアナログな人間的なつながりがデジタルの先にあると思っています。
【イソップ物語のレンガ積の職人】
これはIT・DX・AI化だけを目的化するのではなく、あくまで手段ととして認識しておく必要がありあす。それを導入することによって、どんな大きな壁や大聖堂が作れるのか?ということを問いかけていく必要があります。以前の記事でも書きましたが(3)
イソップ物語3人のレンガ職人の話があります。
建物を建てている工事現場を通りかかったある人がそこで作業している3人のレンガ職人に、ここでいったい何をしてるんですか?と尋ねました。
・ 一番やる気がなさそうに作業してる瞳の煉瓦職人はこう答えました。何をしてるって。それは見ての通りレンガを積んでいるんだ。
・ もうちょっとやる気がありそうな2人目の煉瓦職人はこう答えました。大きな壁を作ってるんだ。
・ そして一番生き生きと仕事をしている三年目の3人目の煉瓦職人は、満面の笑みで力強くこう答えました。よくぞ聞いてくれた私は大聖堂を作ってるんだ。ここで多くの人が祝福を受けるんだ。
同じ動作を行っても、動作そのものだけを見る人と、もっと先を見据える人がいます。レンガ(デジタル化)はあくまで一過程であり、もっと大きな目的(大きな壁や大聖堂を築くなど)がある時に採用するというように、2段階、3段階先を見据えて説明することで、スタッフにも理解しやすくなり、スムーズな導入につながるのではないでしょうか。
【追いつけなくならないように】
しかし、このような大きな目的が見つからない(または見つけることができない)場合でも、「じゃあ、デジタル化はいらないな!」と放置してしまうと、デジタル化の進歩についていけなくなってしまいます。
そうやって放置して本当に必要になった際にもう追いつけないほど差がついてしまい、モチベーションさえわかなくなってしまうこともあり得るのではないでしょうか?
ある程度確立された技術については、いつ着手しても良いと思いますが、特に進歩が早い分野においては、今キャッチアップしておけば良いのではないでしょうか? それがまさにAIではないでしょうか?
参考資料(3)にも書きましたが、【2022年11月といえば皆様何を思い出されるでしょうか? 私は個人的には未来の歴史の教科書に載ると信じております。そうです、ChatGPTの登場です。あれから2年、特に検索に関してはもう当たり前になりましたし、皆様が触れられるサービスでもAIチャットボットなどはもう日常ですよね。】
そういったAIが医療にどんどん入ってくると思うのです。まずは使い慣れておくことが大切かと思いますので、日常生活で取り入れてみてはいかがでしょうか?
【汎用性・将来の応用性】
ここで、なんでも取り入れるということではありません。大切なことは、そのサービスやアプリについて以下の点を考えることです。
① 汎用性の高いものか?
② それを導入することで将来応用が効くか?
例えば、赤いジャケットとネイビーのジャケットがあるとします。どちらも素材も形も同じです。しかし、50歳を超えた私はどちらを選ぶでしょうか? 他の方の選択を否定するわけではありませんが、着回しができるネイビーのジャケットを選ぶでしょう。
同じように、メールサービスなどを選ぶ際にも以下の点を重視しています。
• ポータビリティ
• 多端末対応
• 異なるOS上でも動作すること
• Zapierと連携できること
これらの基準から、プロバイダーからのメールやiCloudのメールではなく、GmailやHotmailを利用しています。同じような効果の得られるサービスで悩んだ場合には、Zapierというサービスと連携しているものを選びます。
そして、そのデジタルツールを学習することによって将来に応用が効くか?否か?という視点で考えています。
それを学んでも応用が効かないものは業者さんに依頼すべきです。しかし、あることを学ぶことで色々応用が効くものは、自分でトライするのが良いでしょう。
その中でも一つだけ選びなさいとなると断然ZAPIERです(10)
【PullではなくPush】
ZAPIERは異なるアプリ同士をつないで、自動で連携させてくれる便利なツールです。
例えば、
「あるキーワードが含まれているメールはが届いたら、Slackに通知する」
「スプレッドシートに新しい行が追加されたら、Slackにメッセージを送る」
「ECサイトで商品が購入されたら、配送業者に自動で発送依頼を出す」
といったように、普段使っているアプリをZapierでつなげば、手作業でやっていたことを自動化できます。
Zapierは、いわばアプリ同士の仲介役のようなものです。
そこで大切なことはプログラミングやコーディングなどが必要ないということなのです。
それぞれのアプリが理解できる言葉に翻訳して、情報をやり取りしてくれるので、難しい設定やプログラミングの知識は必要ありません。
Zapierを使うことで、日々の作業を効率化して、時間を節約することができます。
このように、Zapierは、ITに詳しくない人でも簡単にアプリ同士を連携させて、自動化を実現できる便利なツールです。このZAPIERというのは異なるサービス間の連絡をしてくれるものです。
以前Noteの記事で紹介したZAPIERを利用したシステムです。
従来は、自ら情報を探しに行く必要がありました (プル型)。しかし、このシステムは自動的に情報を届けてくれます (プッシュ型)。そのため、多くの場面で活用しています。毎日自分で情報を確認することも可能ですが、現実的には難しいでしょう。このシステムは、時間と労力を費やすことなく、最新の情報を得られるようにしてくれるのです。
例えば、あるキーワードを含む疾患の論文が発表されると、その要約を日本語に翻訳して自動的にメールで送ってくれます。(11)
英語で論文を読むには、先生方は2つの努力を強いられます。
• わざわざ情報を探しに行かなければならない。
• 英語で読まなければならない。
これでは継続的な情報収集は難しいでしょう。
重要なのは、努力に頼らずに情報を得られるようにすることです。そのためには、以下の条件を満たす必要があります。
• 勝手 に情報がプッシュ型で届く。
• 最新の情報が日本語で届く。
この課題を解決するために、私たちはZAPIERというツールを活用しています。ZAPIERは、PubMedに新しい論文が掲載されると、自動的に日本語に翻訳し、メールで送信してくれます。このように、ZAPIERは全ての情報を自動的にプッシュ型で提供してくれるのです。
次に、皆様がよく使うGoogleフォームですが、皆さん集計結果をどう見ていますか?
Googleフォームにアクセスして個別の回答を見たり、スプレッドシート形式で見たりしていませんか?
それでは情報は途中まではPushで来ますが、最後はPullで確認しなくてはなりません。そういったことでは継続が難しいのです。
ほんのちょっとした手間は簡単なようで継続の阻害要因にもなるのです。
そこでGoogleフォームの回答を、自分が分かりやすい形式にしてPushで来るようにすることが大切です。そういった際にもZapierは活躍します。
Zapierは数千種類のアプリをつなぐタスク自動化ができますが、国内のサービスには対応していないことが多いです。そのため、様々なサービスを採用する際、Zapierに対応しているかどうかも判断基準の一つにしています。(予約システムのSimplyBook.me(12)を選んだのも、LINEをあまり使わないのも、Zapierとの連携の有無を考慮したためです。)
【まとめ】
デジタル化は、あくまで手段であり、目的ではありません。組織全体の目標達成に貢献できるよう活用することが大切です。
私の場合、趣味的に様々なサービスを日々試しますが、すべてをクリニックで使うわけではありません。なぜなら、もしもサービスが停止した場合、スタッフが対応できなくなる可能性があるからです。そのため、スタ ッフの習熟度や負担なども考慮しながら、導入を検討していく必要があります。
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【参考リンク】
(1)AIとITの違いとは?
https://www.ai-souken.com/article/ai-it-differences-explanation
(2) DXとAIの関係性をわかりやすく解説!
https://exawizards.com/column/article/dx/dx-ai/
(3) 日常RoutineにAIを利用しよう
https://note.com/teyede1972/n/nb4cc6ad89623
(4) NYAUWについて
https://note.com/teyede1972/m/m001ba814efb4
(5) TPPIについてに一例
https://note.com/teyede1972/n/n43ff27c26403
(6) 電子カルテの手間の再利用
https://weekly.ascii.jp/elem/000/001/450/1450919/
(7) 長期的には安い・早い
https://note.com/teyede1972/n/n8a2b2f696e99
(8) KINDLE出版
https://amzn.to/3ABOt5f
(9) ドアノブクエスチョン
https://note.com/teyede1972/n/n7349de596508
(10) ZAPIERはぜひ
https://note.com/teyede1972/m/mc3ae2f599e44
(11) 日本を自動で日本語にして通知を
https://note.com/teyede1972/n/na0428e8121e6
(12) 予約システム
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