オンライン診療とは?対面診療との違いや活用メリット、利用方法までわかりやすく解説
更新日:2024年02月27日
そんな中、インターネットを通じてスマートフォンなどで受診を行う「オンライン診療」がテレビやメディアでとりあげられる機会が多くなりました。
デロイト トーマツ社が行った「『コロナ禍での国内医療機関への通院状況・オンライン診療の活用状況』に関するアンケート調査結果」によると、オンライン診療について知っている人は43.9%となっており、多くの方がオンライン診療について知っていることがわかりました。しかし実際に利用したことがあると回答した人は1.9%でした。
この結果からも分かるように、名前自体は知っているものの実態が分からなく利用できない...と不安に思っている方々が多いのではないかと考えます。
実際、弊社が運営しているオンライン診療アプリ「SOKUYAKU」でも「ニュース番組などを通じてオンライン診療という名前は知っていたけど、どのようにして生活に取り入れればいいのかが分からない...」といったご意見をいただいておりました。
そこで今回の記事では、そのような方々の不安が少しでも軽減することを目的に、
・そもそもオンライン診療とは何か?
・どのようなサービス内容・種類があるのか?
・医師との対面診療の違いは?
・オンライン診療を受けるべき人(利用がおすすめな人)はどのような人なのか?
・おすすめのオンライン診療アプリは?
についてご紹介していこうと思います。初心者の方でも分かりやすく体系的に解説していくため、ぜひともご一読いただけますと幸いです。
オンライン診療とはスマホやタブレットで気軽に医師の診察が受けれる医療サービス
「オンライン診療」とは、一般的に医師がインターネットを通して、スマートフォンやタブレット端末から患者とコミュニケーションを行います。医師は病気や症状の診断をし、必要があれば薬を処方します。
病院へ通院する必要がないため、時間や交通費の削減、通院にかかる体力的な負担の軽減や二次感染のリスクを下げることができます。
下記の画像のように、スマートフォンやタブレットとインターネット環境があれば全国どこからでも手軽に受診が可能です。
オンライン診療のはじまり|遠隔診療からオンライン診療へ
日本では1997年から「遠隔診療」が明確に定義され、特定の傷病や離島に住む医療を受けることが困難な患者向けに医療サービスが提供されていました(「情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について」)。
しかし許可された範囲が特定の傷病などに限定されていたことなどから、当時はあまり普及はしませんでした。
それから2015年に厚生労働省から通知された「情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について」によって、必ずしも対面診療を行う必要がなく都心部でも利用が可能と明記されたため、少しずつ都心部でも取り入れられるようになりました。
なぜ政府はこのような変更を行ったのでしょうか?それは日本が超高齢化社会となり、通院での医療提供が難しくなることや医師不足などの課題が社会問題となっているからです。
この課題を解決するために政府は、2015年に健康寿命を伸ばし誰もが生き生きと生活できる社会を目指して「保健医療2035」を提言しました。オンライン診療の普及は、その一環となっています。
オンライン診療の目的は、私たちが気軽に医療を受けられることで
・医療を受けられない患者を出さないこと
・医療の質の格差をなくすこと
・日頃から身体のケアをし、病気を未然に防ぎ健康増進につなげること
などが期待されています。
ちなみに当時は対面での診察以外のことを「遠隔診療」と呼んでいましたが、「オンライン診療」と呼ばれるようになったのは、2018年の診療報酬改定からです。
そして現在、新型コロナウイルス感染症が拡大し、2020年4月にオンライン診療が時限的・特例的に緩和されたことによってこれまでよりもオンライン診療を利用しやすくなりました。
オンライン診療と外来診療の違いは「医療の提供できる範囲」と「通院が必要なく場所に囚われない」こと
前章までは、オンライン診療とはそもそも何か、についてお話をしてきました。そもそも私たちが普段利用する医師と対面で行う診察(外来診療)とはどのような違いがあるのでしょうか?
本章では、オンライン診療と外来診療との違いについてご説明していきます。二つの違いは以下の通りです。
・医療の提供できる範囲
・通院が必要なく場所に囚われない
オンライン診療は対面での診察を行わないため、処方できる薬や検査など、外来診療よりも提供できる医療サービスが限定されます。
オンライン診療は主に風邪や花粉症などの軽い症状に有効な手段です。なぜなら、上記の通り対面でなくても診断や処置に大きな影響がない範囲で薬の処方ができるからです。
医師による適切な薬の処方で、軽い症状のうちに治療をすることで体への負担を軽減し、重症化を避けることができます。
また通院にかかる移動時間・待ち時間・心身への負荷がなくなるため、誰でも手軽に家で安静にしながら医師の診察を受けることができます。病院が近くにある場合でも、体調が悪い時に病院へ行って診察を待つ時間は体にとって大きな負担ですよね。
また新型コロナウイルスが流行している状況では、通院時や待合での二次感染が心配です。オンライン診療を活用することによって、地方に住んでいる方や忙しい方、お子さんをお持ちの方やご高齢の方、二次感染が不安な方などすべての人にとって利用できる医療サービスです。
オンライン診療は誰でもできるに利用できる反面、下記の3種類があり、診断ができる場合とできない場合があるなど、それぞれ役割が異なります。それらの違いをしっかりと理解し、オンライン診療を利用しましょう。
・オンライン診療
・オンライン受診勧奨
・遠隔健康医療相談(医師または医師以外)
それぞれの違いについて、次のトピックで詳しく解説します。
オンライン診療の3つの種類|オンライン診療・オンライン受診勧奨・遠隔健康医療相談(医師または医師以外)
オンライン診療には「オンライン診療」「オンライン受診勧奨」「遠隔健康医療相談(医師 または医師以外)」の3種類があります。
それぞれの特徴がわかりやすいよう以下の表にまとめた。それぞれの診療は、対応するのは医師か医師以外か、病気の診断や薬の処方ができるかなどで比較できます。
ここではそれぞれの特徴やできることについてわかりやすく解説します。
オンライン診療|診断から薬の処方まで可能
先述した通り「オンライン診療」は、一般的に医師がインターネットを通して、スマートフォンやタブレット端末を使い、医師が病気や症状の診断を行い、必要があれば薬を処方ができる方法です。
新型コロナウイルスの流行により、規制が緩和され、初診の場合でもオンライン診療を受けることができるようになったものの、医療機関の方針により、初診は来院をして2回目以降はオンライン診療を行う場合が多いのが現状です。
オンライン受診勧奨(じゅしんかんしょう)|初診の場合や健康の不安や疑問を相談
「オンライン受診勧奨(じゅしんかんしょう)」とは、医師がインターネットを通じてビデオ面談を行いますが、詳しい問診・ヒアリングを行うにとどめ、疑いのある症例や受診すべき診療科目の案内をする方法です。オンライン診療とは違い、病気や症状の診断、薬の処方はできません。
基本的に初診で1回目の受診からオンラインで受診をする場合は、「オンライン診療」ではなく「オンライン受診勧奨」となります。(医師の判断で初診でも薬が処方される場合があります。)
「初診から診断・薬の処方をして欲しい!」という方も多いと思いますが、これは患者の健康を改善・維持するために適切な診断と適切な処置を行うため、受診歴がない患者には問診や健康相談のみを行うルールとなっています。
一般的に「オンライン診療」「オンライン受診勧奨」どちらも「オンライン診療」と表記・呼称されています。
ちょっと混乱してしまいそうですが、オンライン診療のルールとして、薬の処方ができるのは、対面の診療をしてからという原則を覚えておいてくださいね。
遠隔健康医療相談|子どもの病気やケガに相談できる窓口
「遠隔健康医療相談」とは、マニュアルに従って小児科の医師や看護師などが健康に関する相談に対応する方法です。子ども医療電話相談事業(♯8000)が遠隔健康医療相談にあたります。
子ども医療電話相談事業とは、休日や夜間の子どもの病気やケガの対処方法や病院を受診した方がよいのかなどの判断を小児科医師・看護師に電話相談できる事業のことです。
相談には医師または看護師などが対応しますが、診断は行わず、医学的根拠をもとにした一般用医薬品に関するアドバイスや医療機関の紹介などになります。
オンライン診療が可能な病気(疾患)や症状
オンライン診療の利用を検討している方の中には、どういった病気や症状であればオンライン診療が受けられるのか、気になる方も多いでしょう。
すでにお伝えをしていますが、初診の場合は、原則対面が推奨されています。なぜならオンライン診療はあくまで外来診療と組み合わせて活用することが目的で、正しい診断と適切な処置を行うためには触診や聴診などが必要だからです。
そのため初診からオンラインで医師と通話ができる場合も基本的にはオンライン受診勧奨となります。
オンライン診療に向いている病気や症状は、緊急性の高いものではなく、重篤な症状でもない慢性的な疾患が適しているとされています。
緊急性・重篤性の高いの傷病は例えば交通事故やひどい痛みを感じるような場合です。逆に慢性的な疾患とは、花粉症や高血圧の方が血圧のコントロールのために決まった薬を服用するような場合が考えられます。
すでにかかりつけの医療機関がある場合や同じ薬を継続して服用している場合、症状がある程度固定され、急変の恐れが低いと考えられる場合、オンライン診療に適しているといえます。
ただし離島などで医療機関がなく、通院が物理的に難しい場合などはオンライン診療が推奨される場合もあります。
オンライン診療に対応している診療科目は基本的に外来診療と同様です。代表的な例としては次の通りです。
・小児科
・リハビリ科
・皮膚科
・耳鼻咽喉科
・内科
・消化器内科
・歯科
・整形外科
・心療内科
・産婦人科
上記はあくまで一例で、オンライン診療に対応している病院や診療科目は各医療機関や後ほど解説するオンライン診療アプリによって異なります。
オンライン診療は外来診療と同じ診療科目で受診ができるので、自分の症状はオンライン診療で見てもらえるのか、と不安に感じる必要はありません。私たちが普段利用している外来診療と同様に体調が悪くなったら早めに医師の診察を受けましょう。
オンライン診療の5つのメリット
オンライン診療はどのようなメリットがあるのでしょうか。ここではオンライン診療を利用する5つのメリットについてご紹介します。
時間の節約になる
オンライン診療のメリットの一つが、時間の節約です。私たちが病気やケガで病院に受診する場合
・通院時間
・病院の待合で待つ時間
・処方箋の受け取りを待つ時間
・会計の順番を待つ時間
が必要になります。
予約をしていても進行具合がその日その場で異なり、自分の順番を待つ間は病院や薬局の待合で待たなければいけません。気がついたら半日潰れていた、という経験をした方も多いのではないでしょうか。
下記のグラフは定期的に通院をしているAさんの通院の時間を表しています。病院が混んでいる場合は、もっと診察の待ち時間がかかるそうです。オンライン診療の場合、家にいながら診察を待ち、診察時間は10分〜15分程度なので、2時間以上も時間が節約できました。
また時間がかかることがネックとなり、そもそも病院に行くべきか悩んだり、気になる症状やどの診療科目に受診すべきかなどを調べるたりする方も多いでしょう。しかし調べても結局わからず、時間がかかっただけになったということも少なくないでしょう。
オンライン診療はそういった、通院にかかる時間や悩む時間・調べる時間を節約できます。オンライン診療であれば通院の必要がなく、病院などの特定の場所に縛られることもないので隙間時間でも手軽にオンライン診療を受けれます。
また次で解説するオンライン診療アプリの中には予約が必要なく、いますぐ対応できる医師にオンライン診療を申し込むことができる機能もあります。そのためこれまでよりも気軽に病院を利用することができます。
参考:病院の待ち時間はなぜ長いの?
オンライン診療を活用することで回避することができる、病院での長い待ち時間。そもそも、なぜ病院では待ち時間がかかってしまうのか、考えたことはありますか?
病院で待ち時間が発生するのは、受診する患者の数や患者の状況などの要因が考えられます。
例えば、比較的小規模な内科や小児科であっても、緊急の処置が必要な患者が来院すれば診察の優先順位が変化し、予約していても時間通りにはいかない場合もありますし、これらは医師や患者自身がどうにもすることができないのが現状です。
さらに診察後に薬局で薬をもらうにも時間がかかり、「待ち時間」がストレスになってしまいますよね。
以下の記事ではそんな「病院の待ち時間をなんとかしたい!」と考えている方のためのポイントを解説しています。
なんでこんなに長いの!?病院の待ち時間が長い理由と時間を節約する方法
半日かかる通院がオンライン診療の利用でわずか20分に短縮できた、地方在住Zさんの事例
実際にオンライン診療を活用して、通院時間を短縮できた地方在住 Zさんの事例をご紹介します。
長年、ニキビ治療で定期的に通院していたZさん。診察自体は5〜6分で終わるのに対して、待ち時間が2時間もかかり、とにかく通院に膨大な時間がかかることに課題を持っていました。
さらに、薬の受け取りや病院への行き帰りも考えると、半日もの時間が通院にかかっていました。
オンライン診療を利用することで、診療〜薬の受け取りまでわずか20分にまで時間の短縮に成功。
そんなZさんは現在、近隣の病院ではなく、都内の病院でオンライン診療を受けています。遠方からの受診で最初は不安もあったそうですが、今では「なんでもっと早くやらなかったんだろう…」とさえ思っているそうです。
時間短縮や通院の手間が省ける点が魅力的なオンライン診療。気になっている方は、まずは実際に利用された方の話を聞いてみませんか。
オンライン診療だからこそできること|地方在住でも通院時間を3時間から10分に!
全国どこからでも手軽に受診できる
オンライン診療であれば、隙間時間や通院の負担がなくなるので、全国どこからでも病院の受診ができ、ちょっとした相談が気軽にできます。
例えば風邪の症状や何か気になる症状があるけれど、通院にかかる時間を考えると行くほどでもないと病院にかかることを諦め、薬局などで効果がありそうな薬をとりあえず購入した、という経験がある方も多いでしょう。
また症状や診療科目によっては人の目が気になり、なかなか病院に行くことができないこともあるでしょう。その他にも現在通院している病院の方針と合わないこともあります。
そういった場合、他の医師の話を聞いてみたい、セカンドオピニオンを利用したいということもありますよね。しかし近くに病院がない、新しく病院を探し受診することを考えると、なかなか別の病院を利用することができない方も多いでしょう。
オンライン診療はそういった場合に通院のための距離や時間を気にする必要がないため、気軽に医療機関を利用できます。
お金の節約になる
オンライン診療は外来診療よりも高い診察料がかかるイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は診療にかかる料金(診療報酬)そのものはほとんど変わりません。
薬の受け取りを郵送にした場合は郵送料がかかり、後ほどご紹介するオンライン診療アプリによっては、サービス利用料として費用が発生する場合があります。
しかし遠方の病院に受診する場合、交通費が大きな負担となります。弊社が提供するSOKUYAKUでは、1回の診察にかかるサービス利用料は275円(税込)です。往復分の交通費2,000円だとすると、1,725円の節約になります。
病院が遠方でなかったとしても、バスで通院した場合、往復で420円かかるので交通費の2/3以下でオンライン診療が受診できます。
また通院のための時間と心身に与えるストレスも大きくなってしまいます。オンライン診療は往復の交通費がかからず、今まで数時間から半日近くかかっていた受診が、数十分で終了できるので単純な費用の比較は難しいでしょう。
ただしアプリによってシステム利用料などが異なるため、後ほどご紹介する「おすすめオンライン診療アプリ3選」をぜひご確認ください。
薬が家に届く
受診をされ、薬が処方された場合、病院の近くの薬局で薬を受け取ることが多いのではないでしょうか。以前は病院内で薬をもらっていたのに、と不便に感じる方もいますよね。
薬が病院内ではなく、薬局で説明・手渡しされるようになったのは、厚生労働省が進める医薬分業により、院内処方から院外処方が推進されるようになったからです。
医薬分業とは、医師は診断や治療に専念し、薬に詳しい薬剤師が服薬方法・他の薬と一緒に服用して問題ないかなど薬に関わる業務に専念することで患者の安全を守り、最適な薬剤量で適切な医療を実施することを目指し急速に浸透しました。
ただ患者側からすると、病院へ行き、次に薬局に行き、と待ち時間や手間が発生してしまいます。また薬局と病院が離れている場合、ケガや病気で辛い時に場所を移動してまた待つというのは大きな負担です。
しかしオンライン診療であれば医師との診察、薬の受け取りも家など指定した場所に送ってもらえるため患者側の負担を軽減できます。薬の受け取りには各サービスによって規定が異なるので、後ほどご紹介する「おすすめオンライン診療アプリ3選」をぜひご確認ください。
服薬指導も受けられるので安心
外来診療の場合は、医師との診察中や薬局で薬を受け取る際に処方された薬をどのタイミングでどれくらい服用すればいいかを指導されるため、薬を郵送される場合は説明は受けられるのかや、正しく服用できるのか不安に感じられる方も多いでしょう。
オンライン診療であっても薬の服薬指導を受けることができるので問題ありません。提供されているオンライン診療アプリによって手順が異なりますが、基本的に服薬指導を受ける機能が標準で搭載されています。
また万が一、副作用などが強く出るなど、薬が体に合わない場合、服用し続けて良いのかなどを気軽に相談することも可能です。
オンライン診療の料金
メリットでもお伝えした通り、外来診療とオンライン診療では病院に支払う診療報酬は基本的にほとんど変わりません。オンライン診療で診療報酬以外に発生する料金は次の通りです。
・薬の料金
・郵送料
・プラットフォーム利用料
薬そのものに対する料金は、外来診療と変わりません。薬の受け取りを郵送にした場合は、その送料が必要となります。
また次にご紹介するオンライン診療アプリによってはプラットフォーム利用料が必要な場合があります。プラットフォーム利用料は「事務手数料」や「予約料」と表現されている場合があり、それぞれのアプリで規定が異なるので注意が必要です。
下記はSOKUYAKUを利用した場合にかかるトータルの医療費と通院の場合にかかるトータルの医療費を比較した表です。こちらの数字はあくまでも仮の数字ですが、トータルの医療費はほとんど変わりません。
遠方の病院になるほど時間がかかることや交通費の負担が大きくなることを考慮すると、オンライン診療での受診の方がメリットが大きいといえるのではないでしょうか。
オンライン診療を利用するには、基本的にオンライン診療アプリを使って予約から診察、会計など一連の流れを行います。
いつも利用しているかかりつけの病院でオンライン診療を希望する場合は、病院にオンライン診療に切り替えが可能か、どのオンライン診療アプリを使用するか確認をします。
医院によっては全面的に導入しているのではなく、LINEなどを使って個別で対応している場合もあるので、まずは確認すると良いでしょう。
今回ご紹介するおすすめの診療アプリは下記を条件に選びました。
・診療科目や登録している医療機関が多い
・薬の配送までできる
SOKUYAKU
弊社が提供する「SOKUYAKU」は、オンライン診療を誰でも気軽に利用できるオンライン診療アプリです。オンライン診療アプリの中でも機能が豊富で、カスタマーサポートも充実しています。
初めてオンライン診療やオンライン診療アプリを利用する方におすすめです。また予約なしで今空いている医師にオンライン診療を受けられる機能があり、予定が立てづらい方や、サクッと相談したい方におすすめです。
日々忙しく、病院に行っている時間もない!という方にこそオンライン診療アプリを利用してみてはいかがでしょうか。下記の記事では、どのような利用方法があるのかをわかりやすくご紹介しています。
CLINICS
※引用:CLINICS|サービスページ
オンライン診療・服薬指導アプリのCLINICS(クリニクス)は、1つのアプリ内で複数のアカウント登録・管理が可能なため未成年やご高齢のご家族と一緒に利用したい方向けのオンライン診療アプリです。
CLINICSは、離れた場所にいる医師と患者をビデオチャットでつなぐ「オンライン診療」をスムーズに実施するための各種機能を備えた実績No.1のオンライン診療システムとして「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2020」で総務大臣賞を受賞しました。
curon
※引用:curon|サービスページ
curon(クロン)は、かかりつけ医とあなたをつなぐためのオンライン診療アプリです。導入医療機関数が2021年2月時点で全国約5,000以上の実績があり、ご高齢の方や持病をお持ちの方が、院内感染を不安に感じ通院を我慢しないためにサービスを提供しています。
アプリとヘルス機器を連携しバイタルデータ(血圧や心拍数、体温など)を記録・管理することができるので、普段の様子を医師と共有できます。普段の生活について医師とデータを共有することでより適切な治療につながるでしょう。
オンライン診療受診必要なものと受診の流れ
ここでは実際にオンライン診療を受診するために必要なものや受診する流れについてご紹介します。
オンライン診療に必要なもの・準備
オンライン診療を受診する前には下記のものを用意する必要があります。
・スマートフォンやタブレットの用意
・アプリなどプラットフォームへの登録
・クレジットカード
・インターネット環境
・静かで明るい場所
医療機関によって対応しているオンライン診療アプリが異なりますので、すでに受診したい病院が決まっている場合は、どのアプリで対応が可能か事前の確認が必要です。
オンライン診療の会計は基本的にクレジットカードでの決済になります。クレジットカードの用意が難しい方は、コンビニ払いなど別の方法を選べるオンライン診療アプリを選ぶと良いでしょう。
オンライン診療を受けるにあたり、医師と落ち着いて話ができ、画面越しからでも医師が患者の顔色や患部を確認できることが大切です。また診察には個人情報やプライベートな内容が含まれるため、周りに人がいない環境が良いでしょう。
わずか5分程度で予約が完了!オンライン診療の受診の流れ
オンライン診療アプリ「SOKUYAKU」の手順にそってご紹介していきます。アプリにより操作手順は異なりますのでこの章ではあくまで利用までのイメージをお伝えしていければと思います。
STEP1 オンライン診療アプリのダウンロード
まずApple StoreまたはGoogle Playからアプリをダウンロードします。
利用には、メールの認証が必要ですので、画面の案内に従って認証を行います。認証が完了すると、利用できるようになります。
この時に保険証や身分証明証などの登録も一緒に行いましょう。登録をせずにアプリを利用できますが、実際に予約をする際はこれらの情報が必要となります。
予約をする際は体調がすぐれないかと思います。少しでも早く予約をしたいのに、未登録だったために余計な手間が増えてしまわないようにあらかじめ登録をしておきましょう。
STEP2 診療予約
SOKUYAKUは下記の4つの方法で病院を検索できます。
1. 初診オンライン可
2. 日付、時間
3. 現在地の近く
4. 診療科目別
今回は「診療科目別」ボタンを選択します。
次に受診したい診療科目を選択します。
診療科目を選択すると、医療機関が一覧で表示されます。受診したい医療機関をタップします。次に受診する日時・オンライン服薬指導を受ける薬局を選択し「次」をタップします。
STEP3 オンライン問診の入力
入力を進めるとクリニックと薬局の問診票が表示されるので、必要な項目を入力します。
次に支払い方法を入力します。クレジットカードまたはコンビニ後払いでの支払いが可能となっています。クレジットカードを持たない方でも利用可能です。
後にこれまで入力した内容が表示されるので、内容に間違いがなければ「予約」をタップします。
STEP4 オンライン診療
画面右上にある「予約を管理」をタップします。予約した病院の一覧が表示されます。
時間になったら「入室できます」ボタンをクリックしてオンライン診療を開始します。
STEP5 オンライン診療
STEP4のオンライン診療と同様の手順でオンライン服薬指導を受けます。
STEP6 薬の受け取り
薬の配送を選択している場合、指定した場所に薬が配達されるので受け取ります。また薬を「当日配達」にしている場合、アプリ上でリアルタイムに配達状況が確認できます。
以上がSOKUYAKUを利用した場合のオンライン診療を受診する流れとなります。病院やオンライン診療アプリによって若干流れが異なりますので、利用する病院またはオンライン診療アプリの指示にしたがってご利用ください。
オンライン診療の注意点
オンライン診療は医師と患者、双方にとってメリットが多い新しい形の診療形態ですが、注意する点もあります。ここからはオンライン診療を受ける際の注意点について解説します。
対応可能な病気(症状)や医療行為が限定される
オンライン診療は画面越しのコミュニケーションとなり目視や聴診、触診ができません。そのため診断できる範囲や実施できる医療行為が限定されます。
また血液検査やレントゲン撮影などができないので、病気や症状によって診断をすることが難しく、オンライン診療では処方できない薬があるなど、さまざまなルールがあります。
オンライン診療は外来診療と組み合わせて利用することでることで、多くのメリットが得られます。どちらかだけではなく、両方を上手に活用できると良いでしょう。
郵送料など別途費用が発生する
すでにお伝えをしましたが、外来診療では発生しない薬の郵送料やオンライン診療アプリを利用するための利用料が発生します。
オンライン診療アプリの利用料は、アプリごとに金額やルールが異なる点にも注意が必要です。ただこれらが発生するからといって、オンライン診療が必ずしも外来診療よりも高額になるというわけではありません。
通院とオンライン診療の料金比較表
遠方の病院に通院する場合、往復の交通費が高くなりがちです。また心身への負担が大きくなりやすく、通院のための時間の確保も大変です。これらのことを考慮すると、いちがいにオンライン診療は高いわけではありません。
オンライン診療を上手に活用することで、通院にかかる「面倒」や「大変さ」が軽減されます。
長期的な受診の場合対面診療が必要
オンライン診療は基本的に外来診療と組み合わせて利用することが前提となっており、長期にわたって治療が必要な場合は、3ヶ月に1回の頻度で対面の診療が必要です。ただし現在は新型コロナウイルス流行のため、こちらの規定が緩和されています。
ただし病気や症状、病院の方針により一定の期間ごとに対面の診療を取り入れている場合があります。受診する医師と確認・相談を随時行いましょう。
まとめ|外来診療とオンライン診療を上手に活用しよう
オンライン診療はまだ普及が進んでおらず、手探りな点が多い方法のため利用をためらうかもしれません。しかし上手に活用すれば通院にかかる時間や心身へのストレスを軽減できる有効な手段です。
オンライン診療ですべての医療を行えるわけではありませんが、外来診療と組み合わせることでこれまでよりも病院を利用しやすくなり、日々の不安の解消や健康増進につながります。
オンライン診療について理解を深め、外来診療とオンライン診療を上手に活用しましょう。
当コラムの掲載記事に関するご注意点
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いいねしよう!
SOKUYAKUの使い方
-
STEP1
診療予約
-
STEP2
オンライン問診
-
STEP3
オンライン診療
-
STEP4
オンライン服薬指導
-
STEP5
おくすり配達
※お薬の処方は医師の診察により薬が処方された場合に限ります。