AGAの薬の種類とは?効果や副作用、選び方について詳しく解説!
更新日:2024年05月29日
様々なAGA治療薬特徴
抜け毛を防ぐ・減らす
抜け毛を防ぐ・減らすお薬には、プロペシアやプロペシアのジェネリック医薬品、ザガーロ、アボルブなどが挙げられます。特に、ザガーロは5αリダクターゼのI型・II型両方に作用します。
AGAは、5αリダクターゼII型が原因と考えられていましたが、I型も影響していることが判明してきました。そのため、ザガーロは他のお薬よりも、ジヒドロテストステロンの産生を抑えられます。
髪を増やし、育てる
発毛・育毛効果があるお薬としては、ミノキシジルを含むミノキシジルタブレットやロゲインが挙げられます。他にも、アロビックスも血行促進作用により育毛を促す効果があります。
以前は、ミノキシジルは高血圧治療薬として使用されていましたが、使用されていた患者様の多くに多毛の症状が認められたため、薄毛治療への活用が期待され、育毛剤としても使われるようになりました。今では、ザガーロやプロペシアと一緒に使われています。なお、ミノキシジルを含んだ内服薬は対応していない医療機関が多いので、AGA専門クリニックに相談することを推奨します。
AGA治療薬の種類とは
プロペシア
効果・効能
プロペシアの主成分であるフィナステリドは、5α-リダクターゼの働きを阻害し、ジヒドロテストステロンの生成を妨げる働きがあります。症状があまり進んでいない薄毛や現状維持を目的とした治療に使われます。
プロペシアの主成分であるフィナステリドは、5α-リダクターゼの働きを阻害し、ジヒドロテストステロンの生成を妨げる働きがあります。症状があまり進んでいない薄毛や現状維持を目的とした治療に使われます。
副作用
プロペシアの主な副作用としては男性機能障害が挙げられます。発症リスクはあまり高くはないものの、性欲減退や勃起機能不全に悩まされることがあります。
他にも、肝機能障害が起こることがあります。そのため、定期的に医師の診察を受けて、副作用が現れた場合はお薬を調整しましょう。
プロペシアの主な副作用としては男性機能障害が挙げられます。発症リスクはあまり高くはないものの、性欲減退や勃起機能不全に悩まされることがあります。
他にも、肝機能障害が起こることがあります。そのため、定期的に医師の診察を受けて、副作用が現れた場合はお薬を調整しましょう。
どんな人におすすめ?
・抜け毛の量を減らしたい、防ぎたい
・抜け毛の量を減らしたい、防ぎたい
ザガーロ
効果・効能
ザガーロの主成分のデュタステリドも、プロペシアと同じく5α-リダクターゼの働きを阻害する効果があります。
5α-リダクターゼはⅠ型とⅡ型に分けられます。Ⅰ型は主に全身の皮脂腺に存在し、皮脂の分泌量に影響します。一方、Ⅱ型は主に頭頂部や前頭部の毛包に存在し、「M字ハゲ」や「O字ハゲ(つむじハゲ)」の原因となります。
デュタステリドはフィナステリドより、5α-リダクターゼⅠ型の働きを阻害する効果が100倍以上あると言われており、Ⅱ型においても3倍効果があると言われています。このように、ザガーロはプロペシア以上に発毛を促す効果が期待できます。
ザガーロの主成分のデュタステリドも、プロペシアと同じく5α-リダクターゼの働きを阻害する効果があります。
5α-リダクターゼはⅠ型とⅡ型に分けられます。Ⅰ型は主に全身の皮脂腺に存在し、皮脂の分泌量に影響します。一方、Ⅱ型は主に頭頂部や前頭部の毛包に存在し、「M字ハゲ」や「O字ハゲ(つむじハゲ)」の原因となります。
デュタステリドはフィナステリドより、5α-リダクターゼⅠ型の働きを阻害する効果が100倍以上あると言われており、Ⅱ型においても3倍効果があると言われています。このように、ザガーロはプロペシア以上に発毛を促す効果が期待できます。
副作用
ザガーロもプロペシアと同じく、副作用として男性機能障害が起こる可能性があります。お薬の効果がプロペシア以上に見込まれることから、副作用のリスクも少し高くなっています。
ザガーロもプロペシアと同じく、副作用として男性機能障害が起こる可能性があります。お薬の効果がプロペシア以上に見込まれることから、副作用のリスクも少し高くなっています。
どんな人におすすめ?
・抜け毛の量を減らしたい、防ぎたい
・抜け毛の量を減らしたい、防ぎたい
ミノキシジル
効果・効能
ミノキシジルは、頭皮の血流を改善する効果があります。ミノキシジル外用薬を頭皮に使用することで、頭皮環境を元の状態に戻し、発毛を促します。
ミノキシジルは、頭皮の血流を改善する効果があります。ミノキシジル外用薬を頭皮に使用することで、頭皮環境を元の状態に戻し、発毛を促します。
副作用
ミノキシジルは内服薬と外用薬がありますが、厚生労働省の認可を受けているのは外用薬(塗り薬)のみとなっています。ミノキシジル外用薬は、フケやかゆみ、かぶれなどが起こることがあり、アレルギー反応が起こる方もいます。外用薬は、内服薬よりもこれらの副作用のリスクが低いとされています。
ミノキシジルは内服薬と外用薬がありますが、厚生労働省の認可を受けているのは外用薬(塗り薬)のみとなっています。ミノキシジル外用薬は、フケやかゆみ、かぶれなどが起こることがあり、アレルギー反応が起こる方もいます。外用薬は、内服薬よりもこれらの副作用のリスクが低いとされています。
どんな人におすすめ?
・髪の毛のボリュームを増やしたい方
・髪の毛のボリュームを増やしたい方
アロビックス
効果・効能
アロビックスの有効成分である塩化カルプロニウムは、皮膚浸透性、局所血管拡張作用、発毛促進作用があり、機能が低下していた毛細胞を活性化し、脱毛や白斑の改善効果が見込めます。また、こうした性質を持ち合わせているため、多くの脱毛症の改善・予防に使用されています。
アロビックスの有効成分である塩化カルプロニウムは、皮膚浸透性、局所血管拡張作用、発毛促進作用があり、機能が低下していた毛細胞を活性化し、脱毛や白斑の改善効果が見込めます。また、こうした性質を持ち合わせているため、多くの脱毛症の改善・予防に使用されています。
副作用
代表的な副作用には、塩化カルプロニウムの血管拡張作用による、血圧低下、発汗、ほてり、寒気などが挙げられます。万が一、頭皮にかゆみやかぶれ、発疹が起きた場合はすぐに使用を止めましょう。特に入浴後の使用は強い症状が現れやすいので、ご注意ください。
代表的な副作用には、塩化カルプロニウムの血管拡張作用による、血圧低下、発汗、ほてり、寒気などが挙げられます。万が一、頭皮にかゆみやかぶれ、発疹が起きた場合はすぐに使用を止めましょう。特に入浴後の使用は強い症状が現れやすいので、ご注意ください。
どんな人におすすめ?
・髪の毛のボリュームを増やしたい方
・髪の毛のボリュームを増やしたい方
フィナステリド
効果・効能
フィナステリドには、テストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変化するのを妨げることで、薄毛の進行防止が期待できます。
AGAの主な原因はDHTなので、DHTの産生を抑制するフィナステリドは薄毛治療に有効なお薬です。
フィナステリドには、テストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変化するのを妨げることで、薄毛の進行防止が期待できます。
AGAの主な原因はDHTなので、DHTの産生を抑制するフィナステリドは薄毛治療に有効なお薬です。
副作用
頭皮のかゆみ、リビドー減退、肝機能の低下などの症状が副作用として起こる可能性があります。
なお、長期投与試験を実施したところ、臨床検査値異常変動も含め副作用の発生率は1.1%となり、他のお薬と比べても安全性が高いとされています。
頭皮のかゆみ、リビドー減退、肝機能の低下などの症状が副作用として起こる可能性があります。
なお、長期投与試験を実施したところ、臨床検査値異常変動も含め副作用の発生率は1.1%となり、他のお薬と比べても安全性が高いとされています。
どんな人におすすめ?
・抜け毛の量を減らしたい、防ぎたい
・抜け毛の量を減らしたい、防ぎたい
AGA治療薬の選び方
以下ではAGA治療薬を選ぶ際に抑えておきたいポイントについて解説していきます。
①治療したいポイントは?
AGA治療薬を選ぶ際は、改善したいポイントを定める必要があります。AGA治療でよく用いられるミノキシジルは発毛・育毛を促進するお薬で、根本的な原因に作用することはありません。プロペシアやザガーロは、AGAの発症因子となるジヒドロテストステロンに作用します。そのため、ミノキシジルを使用する際はプロペシアやザガーロを併用するのがお勧めです。しかし、症状の進行次第では別の方法が推奨されることもあります。
②持病や体質に合っているかどうか
体質や持病によって使えないお薬もあります。診察の際に、現在服用中のお薬やこれまで経験したことがある副作用などについて必ず伝えてください。その内容を基に、医師が患者様に適した安全且つ効果的なお薬を処方します。
③価格
AGA治療薬は1回使用すれば症状を改善できるということはなく、症状の進行を遅らせ、発毛を促すことまでしか期待できないため、継続的に使用する必要があります。
そうなるとお薬の価格が気になるかと思われます。お薬の価格が高い場合、継続して使用することが困難になり、使用を中断してしまう可能性があります。AGA治療薬は保険が適用されないため、お薬の価格はクリニックによって異なります。受診時にお薬の価格を確認するようにし、そのクリニックで治療を続けられるか予算と照らし合わせて考えましょう。
薄毛が気になったら、早めに医師に相談しましょう
AGAは時間が経つにつれて症状が進行する疾患であるため、治療せずにいると症状が次第に悪化します。しかし、症状が軽度であれば、早期に対策することで回復の見込みがあります。また、AGAの症状が重度になると治療前後で毛の量の差が目立ってしまうことを懸念する方がいます。このようなことが起きないよう、早期に治療を始めることが大切です。
抜け毛や薄毛にお悩みにもかかわらず、多忙で治療を中々開始できていないという場合、AGAのオンライン診療がお勧めです。職場や自宅など遠隔地からでも予約や診察が可能です。是非ご活用ください。
まとめ
AGA治療薬は複数の種類に分けられ、その種類によって効果や副作用は異なります。症状に応じた適切なお薬を選択する必要があるため、医師に相談しましょう。一般的には、プロペシアやザガーロによりジヒドロテストステロンの産生を抑え、ミノキシジルにより発毛・育毛を促進します。AGAの治療薬は、信頼できるクリニックで診療を受け、処方された正規品を選びましょう。
SOKUYAKUオンラインクリニックでは、AGAのオンライン診療に対応しています。効果や副作用など、分からないことがあれば遠慮なくご相談ください。
受付時間:平日10:00~19:00
医師
山下 真理子
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
当コラムの掲載記事に関するご注意点
- 当コラムに掲載されている情報については、執筆される方に対し、事実や根拠に基づく執筆をお願いし、当社にて掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。
- 当コラムにおいて、医療及び健康管理関連の資格を持った方による助言、評価等を掲載する場合がありますが、それらもあくまでその方個人の見解であり、前項同様に内容の正確性や有効性などについて保証できるものではありません。
- 当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。
- 前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任を負うものではありません。
いいねしよう!
SOKUYAKUの使い方
-
STEP1
診療予約
-
STEP2
オンライン問診
-
STEP3
オンライン診療
-
STEP4
オンライン服薬指導
-
STEP5
おくすり配達
※お薬の処方は医師の診察により薬が処方された場合に限ります。