小児科に通えるのは何歳まで?小児科と内科の違いについて詳しく解説
更新日:2024年07月25日
この記事では、小児科の受診が適切な年齢と、小児科と内科の違いについて詳しく解説します。
小児科に通えるのは何歳まで?
小児科の受診対象年齢に厳密な制限は設けられていません。一般的には、高校生くらいになると、多くの若者は小児科の代わりに内科を選ぶことが増えます。これは、成長するにつれて小児科を受診することに抵抗を感じるようになるためです。しかし、乳幼児期から特定の病気の治療を受けている場合、その治療を続けている医師に信頼を置き、成人になっても引き続き小児科を受診する方もいます。
小児科は、子どもの成長と発達に特化した医学分野です。そのため、発達段階にあるすべての若者が、小児科のケアを受けられます。小児科病棟では、高校生や時には成人の方が治療を受けることもあります。
小さな赤ちゃんから大人まで小児科の医師は、幅広い患者さんの健康をサポートしています。
子どもは小児科を受診すべき?
小児科と内科は、根本的には同じ内科学の枝分かれとして始まりました。そのため、診療内容には基本的な共通点が多くあります。しかし、大人と子どもでは体の構造や反応が異なるため、同じ病気でも治療のアプローチは変わってきます。
大人に比べて子どもは成長と発達の過程にあるため、より専門的なケアが必要です。また、子ども特有の疾患も存在するため、小児科医は子どもの健康に特化した知識と技術を持っています。
小児科に通い続けるほうがいいケース
子どもの健康状態や家族の状況に応じて、小児科を受診し続けるか、内科に転院するかを決めることが大切です。通い続けた方がいいケースとしては幼少期から持病がある場合、または医師との信頼関係がある場合です。
幼少期からの持病の治療を継続する場合
もし子どもが生まれながら、または幼い頃より体質的な病気を抱えていて、ずっと小児科で治療を受けてきた場合そのまま小児科で診てもらう方が良いでしょう。健康状態や病歴をよく知る医師が、成長に合わせた適切な治療を提供できるからです。
子供が大きくなってから、小児科医から受診を内科に変えるよう提案されることもあります。一方で信頼できる小児科医がいるなら、15歳くらいまでは小児科での診察を続けることをお願いしてもいいでしょう。
小児科の担当医との信頼関係が築けている場合
子どもが小さい頃からずっと同じ小児科医の診察を受けていて、その医師と信頼関係が築けている場合はそのまま小児科を受診し続けた方が良いかもしれません。しかし、成人に近づくにつれて内科の受診を希望したり、引越しや進学などで住まいが変わったりした場合は、小児科医へ紹介状の作成を依頼し内科へ転科することも考慮しましょう。
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まとめ
一般内科でも、乳幼児の診療を行うこともあります。ただしクリニックによっては対応できる年齢に制限があるため、受診前に確認することが大切です。
状況に応じて、中学生くらいまで小児科を利用することが適切な場合もあります。また、逆に内科のかかりつけ医を見つけることが必要な場合もあります。子どもの年齢や状況を考慮して、適切な診療科を選ぶことが重要です。
忙しくて病院に行けない場合には、オンライン診療を利用しましょう。
医師
田頭 秀悟
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