ピルの服用で性欲が低下するって本当？身体と心の変化について解説

ピルの服用によって性欲が強まる要因として、以下の2つが考えられます。

1. ホルモンバランスが安定して活動意欲が湧く

2. 妊娠の不安が薄れて気兼ねなく行為に及べる

ピルを服用することで、月経前症状で多く見られるイライラや抑うつ、不安などPMS(月経前症候群)を抑える効果が期待できます。

精神的な不調は日常生活の意欲だけでなく、性欲を減退させる原因の一つです。

ピルの服用でホルモンバランスが安定すればPMSの症状が抑えられるため、活動意欲が湧き、結果として性欲が湧いてくるのでしょう。

また、避妊目的でピルを服用している場合、望まない妊娠の可能性を下げる効果役割があります。妊娠の不安が薄れ、気兼ねなく性行為に及べるため、性欲が強まるのでしょう。

ピルの服用で性欲が強まるケースがある一方、ホルモンに作用して性欲が弱まるケースもあると覚えておきましょう。

低用量ピルにはエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)などの女性ホルモンが含まれており、男性ホルモンであるテストステロンを抑制する効果があります。

肌荒れやニキビ、多毛などの改善には効果的ですが、テストステロンの抑制によって性欲が弱まってしまう可能性が考えられるのです。

性欲の低下はセックスレスを引き起こし、パートナーとの関係悪化に繋がりかねないため、悩んでいる方は医師に相談するとよいでしょう。

性欲の変化はピルの影響だけでなく、環境によるものや心理的要因が影響することもあります。

仕事が忙しく、心に余裕がない時には落ち着いてパートナーと向き合えない時もしばしば。また、疲労が溜まっている時には休息を優先したくなる日も少なくないでしょう。

このように、ピルの服用以外にも性欲に影響を及ぼす要因は複数存在します。性欲の低下に悩んでいる方も、ピル以外に原因がないかいま一度考えてみるとよいかもしれません。

低用量ピルがきっかけで性欲がなくなった時の対処法は以下の3つです。

・2〜3ヶ月様子を見る

・ピルの種類を変える

・医師に相談する

以下で詳しく解説していきます。

低用量ピルの服用で性欲がなくなったのではないかと思う方は、医師と相談しつつ2〜3ヶ月は様子を見てみるとよいでしょう。

ピルの飲み始めはホルモンバランスの変化が顕著にでるため、イライラや抑うつ、不安などの精神的な不調を感じる場合があります。精神的な不調がきっかけとなり、一時的にパートナーへの感情が悪い方向に変化することもあるでしょう。

ホルモンバランスが整い、精神的にも安定する期間として2〜3ヶ月様子を見ると、なくなった性欲が戻ってくるかもしれません。

2〜3ヶ月経っても性欲がない状態が続くようでしたら、ピルの種類を変えてみるのも良いかもしれません。

現在、日本で処方されているピルは10種類以上存在します。

自身に合わないピルを服用すると、めまいや吐き気、頭痛など日常生活に支障が出る副作用が見られます。もちろん変更したからと言って必ずしも副作用や状況が改善するとは限りませんが、変更も選択肢の一つです。

出ている症状を医師に相談し、自身にあったピルを処方してもらうようにしましょう。

どの程度の期間、どんな種類の低用量ピルを使うかは医師と相談しながら決めていきましょう。

ピルの副作用は精神的なものだけでなく、中には血栓症のような重度の副作用が見られるケースもあります。

性欲の減退だけでなく、気になる症状が見られた際には一人で悩まず、専門知識を持った医師への相談がおすすめです。

とはいえ、対面での受診に抵抗を感じる方も少なくないでしょう。そんな時にはオンライン診療も一つの選択肢になります。病院やクリニックに直接行かずに診察が受けられますので、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

今回はピルの服用によって性欲がどのように変化するか、低下してしまった時の対処法についてまとめました。

性欲が低下する可能性もありますが、ピルの服用によって精神的にも肉体的にも安定した状態に変化する可能性があります。安定した状態であれば、落ち着いてパートナーと向き合うことができ、望んだ状況で性行為もできるはずです。

そのためにも、ピルに対する正しい知識を持ち、医師と相談しながら服用を検討できるとよいでしょう。

SOKUYAKUオンラインクリニックでは、ピルのオンライン診療に対応しております。

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