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冬は頭皮の乾燥に注意!かゆみを防ぐ方法や対処法を紹介

監修医師 高藤 円香
更新日:2024年09月1日

更新日:2024年09月1日

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冬の乾燥した空気は、頭皮に大きな影響を与えます。寒い季節には、頭皮が乾燥しやすくなるため、かゆみやフケの原因になることがあります。乾燥した環境では、頭皮の保湿が重要です。
この記事では、冬の頭皮の乾燥を防ぐ方法や、乾燥によるかゆみの対処法をご紹介します。快適な冬を過ごせるように、ぜひ参考にしてください。

頭皮が乾燥する原因

頭皮が乾燥する原因は、日常の習慣にあります。まずは、頭皮の乾燥を引き起こす可能性のある要因をチェックしてみましょう。

空気の乾燥

空気が乾燥すると頭皮の水分が失われてしまい、皮膚のバリア機能が低下します。冬の乾燥した空気を思い浮かべるかもしれませんが、実は冷暖房が効いた室内でも季節を問わず頭皮の水分が奪われることがあります。湿度が低下すると、鼻やのど、肌が乾燥するのと同じように頭皮も乾燥してしまいます。

洗浄力の強いシャンプーを使用している

洗浄力の強いシャンプーを使うと、頭皮の皮脂が過剰に取り除かれてしまいます。皮脂はベタつきの原因と思われがちですが、実は頭皮を外部の刺激から守り水分の蒸発を防ぐ重要な役割を果たしています。

 

そのため、皮脂を過剰に取り除くと、頭皮が外部刺激にさらされて炎症を起こしたり、水分が失われて乾燥したりする原因になるのです。シャンプー後に頭皮が乾燥する場合、使用しているシャンプーが原因かもしれません。

熱いお湯で髪を洗い流している

熱い湯で洗髪すると、頭皮の皮脂が過剰に流されてしまいます。40℃以上の熱い湯で洗うと必要な皮脂まで洗い流してしまうため、頭皮が乾燥しやすくなりフケやかゆみなどのトラブルが生じやすくなります。

髪をきちんと乾かしていない

髪をきちんと乾かさないと、頭皮が湿った状態が続き、雑菌が繁殖しやすくなります。頭皮には常在菌が存在しているため、湿った環境が続くとこれらの菌が過剰に繁殖しやすくなります。そのため、洗髪後はしっかりと髪を乾かすことが大切です。

 

雑菌が繁殖すると、頭皮の新陳代謝が乱れ、頭皮の乾燥やフケ、かゆみなどのトラブルが発生しやすくなります。

生活習慣の乱れ

食生活や生活習慣の乱れは、頭皮が乾燥する原因です。たとえば、水分不足は体全体の肌に影響を与え、頭皮も乾燥しやすくなります。水分が足りないと、肌が乾燥して刺激に敏感になり、赤みや痛みが生じることがあります。

 

運動不足にも注意しましょう。血液は筋肉によって全身に運ばれますが、筋肉量が減少すると血液を身体の隅々まで送り届けることが難しくなります。これにより、髪が栄養不足になり、頭皮も乾燥しやすくなります。

 

睡眠不足はホルモンバランスを乱し、髪の成長に必要な成長ホルモンの分泌を妨げる要因です。ホルモンバランスが崩れると自律神経も乱れ、結果的に血流が低下し頭皮が乾燥しやすくなります。

 

日常的にストレスを感じている場合は、早期に対策を講じることが重要です。ストレスも頭皮の乾燥に影響を与えます。ストレスは自律神経のバランスを崩し、血行不良を引き起こします。

紫外線

紫外線は肌のバリア機能を低下させ、水分が奪われやすくなります。特に頭部は身体の中でもっとも高い位置にあるため、顔よりも紫外線ダメージを受けやすい部位です。

 

日本では3月頃から徐々に紫外線量が増えはじめ、8月にピークを迎えますが冬でも紫外線は降り注いでいます。冬の紫外線は夏の紫外線と比べて弱いですが、ゼロになるわけではありません。冬は太陽の位置が低いため、顔や首などに紫外線が当たりやすくなります。そのため、冬でも紫外線対策が必要です。

頭皮の乾燥によって起こる症状

乾燥すると頭皮が硬くなります。健康な頭皮は水分をたっぷり含んでいて、弾力がありますが、乾燥すると保湿成分が失われ、押しても弾力を感じにくくなります。

 

側頭部は比較的乾燥しにくいですが、頭頂部は乾燥しやすいため頭頂部と側頭部の硬さを比べてみましょう。もし頭頂部が明らかに硬い場合、それは乾燥しているサインかもしれません。

 

頭皮の乾燥によって起こる症状として、かゆみやフケ、抜け毛などがあります。

頭皮のかゆみ

頭皮が乾燥すると、外部からの刺激に対する防御力が弱まります。そのため、普段は問題ない刺激にも反応してしまい、かゆみが生じることがあります。また、フケと頭のかゆみは、一緒に見られることが多い頭皮トラブルです。フケが頭皮を刺激することで、かゆみが生じることがあります。

フケ

頭皮が乾燥すると、フケが大量に発生することがあります。これは、頭皮の新陳代謝が早まることで、未熟な角質細胞が肌の表面に押し上げられるためです。フケはこの未熟な角質細胞が剥がれ落ちたものになります。

抜け毛

頭皮が乾燥すると、かゆみが生じ頭皮をかきむしると、髪の毛が抜けやすくなります。また、乾燥によって頭皮に炎症が起こると、毛穴が詰まりやすくなり髪の成長に悪影響を与えることがあります。

頭皮の乾燥を防ぐセルフケア方法

頭皮の乾燥は、その原因に対処することで改善が見込めます。頭皮の乾燥を防ぐセルフケア方法について、詳しく見ていきましょう。

使用しているヘアケア製品を変える

シャンプーの洗浄力が強すぎると、頭皮の水分と皮脂を過剰に奪い、乾燥を引き起こすことがあります。薬局やドラッグストアで広く販売されているアルコールシャンプーなどは、洗浄力が強いものが多く、頭皮の乾燥を招くかもしれません。

 

シャンプーの洗浄力が強すぎると感じた場合は、自分に合ったシャンプーに変えることで、頭皮の乾燥が和らぐ可能性があります。

正しい方法で髪を洗う

シャンプーを使う際には、まず手のひらで泡立ててから髪と頭皮に塗ることが大切です。シャンプー液を直接頭皮に塗ると、洗浄力が強すぎて頭皮が乾燥してしまうことがあります。

 

洗うときは、髪ではなく頭皮を指の腹で優しく洗ってください。爪を立てると頭皮が傷つき、トラブルの原因になるので注意が必要です。また、髪同士を強くこすり合わせるのも避けましょう。

 

シャンプーをしっかり洗い流すことも大切です。シャンプー液が髪に残るとパサつきの原因になり、頭皮に残ると強い刺激となります。同じところばかりすすいでいては泡が残ってしまうため、前髪の生え際や耳の後ろ、首の側面などを重点的にまんべんなくすすいでください。

頭皮を保湿する

部屋の湿度が低い場合は、加湿器を使うと良いでしょう。適切な湿度に保つことで、空気の乾燥による頭皮の乾燥を防げます。自動で湿度を調整してくれるタイプの加湿器がおすすめです。また、加湿器の対応範囲が部屋の広さに合っているか確認して選びましょう。

 

もし加湿器を置きたくない場合は、部屋に水を入れたバケツをいくつか置くだけでも湿度を上げられます。ただし、湿度が上がりすぎることもあるため調節機能のある加湿器を使うのが理想的です。

 

頭皮保湿ローションや育毛剤を使って、頭皮を保湿するのもおすすめです。頭皮の環境を整える効果が期待できます。

頭皮マッサージをする

頭皮マッサージは、頭皮の血流を良くし、ターンオーバーを整えるのに役立ちます。また、リラックス効果もあり、ストレス解消にもつながります。頭全体を両手で包み込むようにして、頭皮を優しく動かすようにマッサージしてください。

 

このとき、力を入れすぎたり、爪を立てたりしないように注意しましょう。頭皮マッサージを行うタイミングとしては、シャンプー中や入浴後すぐが最適です。身体が温まっているため、血流が促進されやすくなります。

規則正しい生活を意識する

頭皮の環境を整えるには、規則正しい生活を意識しましょう。健康な生活習慣を身につけるためには、十分な睡眠や栄養バランスのとれた食事、適度な運動が大切です。早寝早起きを心がけ、寝る前にはスマホの使用を控えることで、良質な睡眠を確保してください。

 

食事では、タンパク質やビタミン、ミネラルを含む食材をバランスよく摂取することが重要です。肉、魚、野菜、果物、きのこ類などを取り入れましょう。運動はウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動がおすすめです。

セルフケアをしてもかゆみが改善しない場合は、医師に相談を

セルフケアを行っても改善しない場合や繰り返す場合には、自己判断せずに専門家み診てもらいましょう。

忙しくて通院する時間がない方にはオンライン診療もおすすめ

仕事などが忙しい場合には、病院を受診する時間がつくれないかもしれません。そんな時には、オンライン診療がおすすめです。

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まとめ

この記事では、冬の乾燥した季節に頭皮の乾燥を防ぐための対策について説明しました。適切なケアを行うことで、乾燥やかゆみを防ぐことが期待できます。頭皮の保湿を意識し、適切なシャンプーや生活習慣の見直しを行いましょう快適に過ごすための参考になれば幸いです。

コメント 頭皮の乾燥を意識される方はどれくらいおられるでしょうか。意外と気にすることは少ないのではないかと思います。しかしながら、シャンプーの方法や髪の乾かし方、日焼けなどにより頭皮は乾燥します。毎日行う、洗髪はとても重要で、強すぎる洗浄や爪で傷つけるような擦り方を避けましょう。ドライヤーも約20センチ程度離したところからあて、地肌を優しく乾かすと良いです。まずは気にするところからはじめていくとよいでしょう。

監修医コメント

医師
高藤 円香

頭皮の乾燥を意識される方はどれくらいおられるでしょうか。意外と気にすることは少ないのではないかと思います。しかしながら、シャンプーの方法や髪の乾かし方、日焼けなどにより頭皮は乾燥します。毎日行う、洗髪はとても重要で、強すぎる洗浄や爪で傷つけるような擦り方を避けましょう。ドライヤーも約20センチ程度離したところからあて、地肌を優しく乾かすと良いです。まずは気にするところからはじめていくとよいでしょう。

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監修医師 高藤 円香
経歴は防衛医科大学校卒業 / 現在は自衛隊阪神病院勤務 / 専門は皮膚科 保有免許・資格は皮膚科専門医
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