まつ毛美容液を使ったら目ヤニが増えた、、!原因と対処方法について解説
更新日:2024年06月11日
まつ毛美容液が、目やにの増加にどのように関連しているのでしょうか?この記事では、まつ毛美容液が目やにの増加にどう影響するのか、そしてどう対応すればよいのかについて、詳しく解説していきます。まつ毛美容液の副作用が気になる方は、ぜひ参考にしてください。
目やにが出る原因
目の分泌物、いわゆる「目やに」は、生理的な反応です。ただし、目やにの状態や量が普段と異なる場合には、目の病気や他の問題があるかもしれません。ここでは、目やにの原因について説明します。
目の代謝によって作られる
目から出る少量の目やには、代謝の一環として現れる生理現象のため問題ありません。目も皮膚と同じく、毎日細胞が生まれ変わります。この過程で、古い角質や異物が涙と混ざり合い、目の垢として排出されるのです。
通常、目やには白や黒の色をしています。目にゴミが入ったり涙が多く分泌されると、その量も増えることがあります。これは、目の健康な機能の証です。目やには「眼脂」とも呼ばれます。目の清掃作用を助け、古い細胞や小さなゴミを包み込んで外に運び出す役割を果たします。
目の炎症によって作られる
目のトラブルが起きると、目やにが普段よりも多くなったり、色が変わったりすることがあります。異物や細菌が身体に入ってくると、侵入者に対抗するために白血球を送り込み、感染を防ごうとします。これは、身体の自然な防御反応です。この過程で、目やにが生成され、それには白血球や排除された異物が含まれることがあります。
黄色くて粘り気のある目やにや、白目が赤くなる充血は、目の病気のサインかもしれません。これらの症状は、細菌やウイルスの感染、アレルギー反応などが原因で起こることがあります。目やには、体が自己防衛している証拠です。
感染が細菌によるものであれば、目からは黄緑色のドロっとした膿が見られることがあります。一方、アレルギー反応、たとえば花粉症が原因である場合、目やには涙のように薄く流れる状態のことが多いです。ウイルス感染の場合には、白く粘り気のある糸を引くような目やにが特徴的です。
目やには、目の病気や感染を示すサインとなることもあります。
まつ毛美容液を使用して目やにが出る原因として考えられるもの
まつ毛美容液を使用した場合、目やにが増えることがあります。この原因は、次の3つの要因が考えられます。
・まつ毛美容液をつけ過ぎている
・細菌感染による炎症
・アレルギー
目やにが増える理由を、それぞれ見ていきましょう。
まつ毛美容液をつけ過ぎている
まつ毛用の美容液は、通常、まつ毛にのみ薄く塗らないといけません。つけ過ぎた場合には、美容液がまぶたや結膜に触れてしまうことがあります。美容液を塗った後に目をこする行為や美容液自体の塗布量が多い場合、液体が目の内部に入り込むリスクがあるのです。
目に入った美容液は、身体によって異物と判断され、体外に排出されることになります。この排出過程で、老廃物が目やにとして現れるため、美容液の過剰な使用は目やにの増加に繋がるかもしれません。
細菌感染による炎症
長期間にわたって同じまつ毛美容液を使用すると、容器内で細菌が増殖するかもしれません。容器内に細菌がいる状態で使用することで、まつ毛に細菌が付着し細菌感染が起こるリスクがあります。
細菌感染が起きると、目やにが黄緑色で粘り気のある状態になります。この場合は、直ちにまつ毛美容液の使用をやめ、様子をみてください。もし使用を中止した後に症状が改善されるなら、まつ毛美容液が原因だったと考えられます。
アレルギー
まつ毛美容液の成分が身体に合わない場合には、アレルギー反応を起こすかもしれません。これは、個人の体質によって変わります。これは、まつ毛美容液に対して、身体が過剰に反応することが原因です。
アレルギーが原因で発生する目やには、涙のようにサラサラとしています。また、炎症を伴った場合には、痒みや痛みを伴うかもしれません。この場合には、直ちに使用を止めて様子をみましょう。
目やにが出た時の対処法
通常と異なる目やにが見られた場合、細菌やウイルスに感染しているかもしれません。目から分泌される異常な目やには、清浄なティッシュやガーゼ、または綿棒を使用して優しく拭き取ってください。
ふき取った後はすぐに適切に廃棄しましょう。そして、目を触った後は、必ず石鹸で手を洗って清潔にすることが大切です。
まつ毛美容液を正しい方法で使用する
まつ毛美容液を使用する際は、「少しでも早く効果がほしい」という気持ちから過剰に塗ることは避けましょう。多量に塗布しても、効果が早まることはありません。美しいまつ毛を育てるには使用量を守り、定められた頻度で丁寧にケアすることが大切です。
まつ毛の下部を軽く持ち上げるようにして、根本から先端に向かって均一に塗布します。一度に塗ろうとすると、ムラが生じたり、量が増えたりする要因です。目の内側から外側に向かって段階的に進めるのがコツです。
美容液のアプリケーターが目やまつ毛に直接触れると、細菌が美容液に移行し、中で増殖する可能性があります。美容液を塗る際には、アプリケーターが目やまつ毛に触れないように注意し、使用後は清潔に保つことが大切です。
また、使用方法を誤ることは不衛生になり、容器内での細菌繁殖の原因にもなります。使用方法、使用期限、保管方法にも注意しましょう。
目やにやかゆみ・充血が長引く場合は使用を中断して医療機関へ相談する
まつ毛美容液を使っていても、目の周りに異常が見られる場合は注意してください。これは感染やアレルギー反応のサインかもしれません。症状が改善しない場合は、美容液の使用を中止しましょう。
美容液が原因だった場合には、数日から1週間で症状が落ち着くことが一般的です。目やに自体は、夜間に粘り気があるものが朝には乾燥していることもあります。そのため、これだけで状態を判断するのは適切ではありません。
目やにの色や粘度が普段と異なる場合や、目に異常を感じた場合、改善が見られない場合や悪化するようであれば、迷わず医師の診断を受けましょう。
不安な場合は医師に相談を
まつ毛美容液を正しく使用している場合でも、目の周りに異常が見られることもあります。目やにの種類や症状だけで、自分で診断はしないでください。もしかしたら、美容液によるものではなく、他の原因かもしれません。
我慢して使用することは、逆にまつ毛のダメージにつながったり、自身の健康被害につながったりする要因です。また、目のかすみが見られる場合には、角膜の傷などを示している可能性があり、放置すると視力に影響を及ぼすこともあります。症状がある場合は、使用を一時停止し医師の診断を受けましょう。
専門家のアドバイスに従うことで、目の健康を守りつつ、理想のまつ毛を目指せます。自己判断せず、適切なケアを心がけることが重要です。
まとめ
この記事では、目やにの原因と対処法について詳しくご紹介しました。原因としては、まつ毛美容液の使用量が多すぎることが考えられます。ただし、目やにの量や性質だけで状態を判断するのは避けてください。美容液が原因ではなく、他の要因による可能性もあります。
炎症やアレルギーが引き起こしている場合もあるため、症状が長引く場合には我慢せず、医療機関を受診しましょう。
SOKUYAKUオンラインクリニックでは、まつ毛美容液に関する診察をオンラインで提供しています。副作用や治療効果についての質問も気軽にしてください。
受付時間:平日10:00~19:00
医師
山下 真理子
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
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