まつ毛美容液でまつ毛が濃くなるって本当?効果や使い方について解説
更新日:2024年06月11日
まつ毛にお悩みを持っている方の中で、「まつ毛美容液」について調べたことがある方も多いのではないでしょうか。
本記事では、まつ毛美容液の有効性や、医薬品と市販薬との違いについて説明します。まつげ美容液の使用を検討されている方は、本記事を読んで、まつ毛美容液に関する基本的な内容を把握しておきましょう。
まつ毛美容液でまつ毛は濃くなるの?
医薬品のグラッシュビスタやルミガンには、ビマトプロストと呼ばれる成分が配合されています。ビマトプロストは、毛包を刺激して毛周期における成長期を長くすることで、まつ毛を太く、長くする効果が見込めます。
まつ毛を太く長く丈夫に!まつ毛ケアで気をつけたい習慣
ダメージを与えない
目の周りを何回も擦ったり、ごしごしと擦ったりすれば、まつ毛は抜けたり切れたりしやすくなります。
このことから、目の周りを擦りがちの方や目の周りのかゆみが出やすい方などは特に注意しましょう。
適切なケアをする
まつ毛にボリューム感を持たせるためには、まつ毛を減らさないように工夫するのも重要です。日常的にまつ毛エクステ(マツエク)をしていてまつ毛が抜けやすい場合は、マツエクの頻度を減らしてみましょう。マツエクの重みによってまつ毛が抜けてしまうことがあり、他にもマツエクを落とす時にまつ毛が抜けてしまうことがあります。
生活習慣を見直す
まつ毛のコシやハリなどにお悩みをお持ちの方は、生活習慣を改善しましょう。ビタミン類や亜鉛、タンパク質など、栄養バランスの良い食生活を送れば、まつ毛が成長に不可欠な栄養を摂取できます。
タンパク質は肉や魚、大豆製品、卵などに含まれており、まつ毛の主成分となっています。亜鉛は豚のレバーや卵に含まれており、タンパク質の産生量を増やす作用があります。ビタミンであるビオチンは、卵や大豆製品、ほうれん草に含まれており、タンパク質の成分であるアミノ酸を分解し、代謝する作用があります。
まつ毛美容液を使う
まつ毛にコシやハリを持たせたい場合には、まつ毛美容液がお勧めです。
まつ毛美容液には、ダメージ補修や保湿などの効果が見込めるため、まつ毛がダメージを受けたりパサついていたりする際には、まつ毛美容液を使うことで、潤いやハリ、ツヤを与えられることがあります。
まつ毛美容液の種類
市販のまつ毛美容液
市販のまつ毛美容液は、効果を明らかにする臨床試験は実施されていなく、まつ毛にハリを与えたり、きれいに見えるようにしたりする美容液としての機能しかありません。つまり、まつ毛を太くしたり長くしたりする効果はなく、効果の現れ方も人によってかなり違いがあります。
クリニック処方のまつ毛美容液
グラッシュビスタ
グラッシュビスタは医療用医薬品で、上まつ毛を濃く、太く、長くする効果があります。
グラッシュビスタは、高眼圧症・緑内障の点眼薬として用いられるビマトプロストの副作用として起こっていたまつ毛が伸びる効果に注目し、医療用まつ毛育毛剤として開発されました。
臨床試験の報告では、グラッシュビスタを使って4ヶ月後には、80%程度の方に「濃さ」「太さ」「長さ」などのまつ毛の全般的印象度の上昇が認められ、効果が現れることも判明しています。
(出典元:国内第Ⅲ相臨床試験、試験番号:192024-059 多施設共同二重盲検無作為化プラセボ対照並行群間比較試験)
グラッシュビスタは、アラガン社が製造しており、2014年3月に厚生労働省から製造販売承認が下りました。市販のまつ毛育毛剤とは違って医療用に製造されたため、一般的なドラックストアなどでは取り扱いがありません。
グラッシュビスタは医療用医薬品で、上まつ毛を濃く、太く、長くする効果があります。
グラッシュビスタは、高眼圧症・緑内障の点眼薬として用いられるビマトプロストの副作用として起こっていたまつ毛が伸びる効果に注目し、医療用まつ毛育毛剤として開発されました。
臨床試験の報告では、グラッシュビスタを使って4ヶ月後には、80%程度の方に「濃さ」「太さ」「長さ」などのまつ毛の全般的印象度の上昇が認められ、効果が現れることも判明しています。
(出典元:国内第Ⅲ相臨床試験、試験番号:192024-059 多施設共同二重盲検無作為化プラセボ対照並行群間比較試験)
グラッシュビスタは、アラガン社が製造しており、2014年3月に厚生労働省から製造販売承認が下りました。市販のまつ毛育毛剤とは違って医療用に製造されたため、一般的なドラックストアなどでは取り扱いがありません。
ビマトプロスト
ビマトプロスト(Bimatoprost)は、プロスタグランジン・アナログ(prostaglandin analogs)と呼ばれるお薬の1つです。
元々は眼圧を抑え、緑内障が原因の視野が欠損を防ぐ作用を持つため、緑内障点眼薬として処方されていましたが、まつ毛の毛包を刺激して育毛効果が現れることが判明し、アメリカFDA(U.S. Food and Drug Administration、米食品医薬品局)に認可され、医療用まつ毛育毛剤としても使われ始めました。
このお薬も医療用に製造されているため、一般のドラックストアなどでは取り扱いがありません。
ビマトプロスト(Bimatoprost)は、プロスタグランジン・アナログ(prostaglandin analogs)と呼ばれるお薬の1つです。
元々は眼圧を抑え、緑内障が原因の視野が欠損を防ぐ作用を持つため、緑内障点眼薬として処方されていましたが、まつ毛の毛包を刺激して育毛効果が現れることが判明し、アメリカFDA(U.S. Food and Drug Administration、米食品医薬品局)に認可され、医療用まつ毛育毛剤としても使われ始めました。
このお薬も医療用に製造されているため、一般のドラックストアなどでは取り扱いがありません。
まつ毛美容液の正しい塗り方
まつ毛美容液を塗るタイミング
まつ毛美容液は、「洗顔後、スキンケアを行う前」と「寝る前」に塗るのが推奨されています。
・洗顔後、スキンケアを行う前
まつ毛美容液は、きれいな状態のまつ毛に塗るのがお勧めです。化粧品の成分や皮脂などがまつ毛に付いている状態でまつ毛美容液を用いた場合、十分な効果が現れないことがあります。このことから、メイク前や洗顔後に塗るのがお勧めです。
・寝る前
寝る前にまつ毛美容液を塗るのもお勧めです。寝る前に塗ることで、就寝中にまつ毛美容液の成分がまつ毛に浸透します。
目元の汚れはしっかりと落とす
洗顔とメイク落としをしっかりして綺麗な状態になってから塗るようにしましょう。コンタクトレンズをつけている方は、塗る前に一旦外して頂き、美容液を塗って15分以上経ってから装用しましょう。
まつ毛美容液を塗る場所
・滴下したら直ちにブラシで上まつ毛の生え際の部位を、目頭から目尻に向かって優しく塗ってください。なお、この際に下まつ毛に薬液が付着しないようにしましょう。
・塗る際には薬液が目の中や下瞼に付着しないようにしましょう。
・1日に2回以上塗ってもまつ毛がさらに成長することはないため、1日1回だけ塗るようにしましょう。
まずは医師に相談を
医療用医薬品として取り扱われているまつ毛美容液を用いれば、まつ毛の濃さ、太さ、長さを改善する効果が見込めます。なお、事前に医師から副作用や使い方などをきちんと聞いてから使用しましょう。
まつ毛美容液を検討されている場合は、医師にご相談ください。
医療機関を訪れて診察を受ける時間がない方は、オンライン診療をご検討ください。オンライン診療では、インターネットを介して診療やお薬を処方してもらえます。医師からまつ毛美容液の詳細な説明を聞くことができ、使用にあたって不安に思っている点も相談可能です。
まとめ
まつ毛美容液は、まつ毛の濃さ、太さ、長さを改善し、まつ毛の毛周期を長くする効果が期待できるお薬です。ただし、医薬品と市販のまつ毛美容液では効果に差があるため、臨床試験が実施されている医薬品を使うのが良いでしょう。
SOKUYAKUオンラインクリニックでは、まつ毛美容液を使ってみたい方にオンライン診療サービスを提供しています。副作用や効果などのご説明や、心配事やお悩みなどの相談も承っております。
受付時間:平日10:00~19:00
医師
山下 真理子
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
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