おでこが広くなったと感じたら注意!ハゲる予兆や見分け方などについて詳しく解説
更新日:2024年05月30日
「生え際が後退する原因や対処法が知りたい」
という悩みを抱えている方は少なくありません。
おでこが広くなっている状態を放っておくと、さらに広くなってしまう恐れがあるため、できるだけ早く対処しなければなりません。対処が早ければそれだけ、生え際の後退を防げる可能性も高くなります。
この記事では、おでこが広くなってしまう原因や対処方法、できるだけ早く対処するための前兆などをご紹介します。おでこの広さが気になっている方は、今後の参考にしてみてください。
生え際の後退はAGAのサイン?注意するべき薄毛の前兆5選
抜け毛が増えてきた
抜け毛が増えているかどうかは、薄毛の前兆のひとつです。
髪の毛は、1日で50〜100本抜けて生え変わるといわれています。抜け毛が増えているか判断するのにおすすめのタイミングは、シャンプー時の抜け毛の量と起床時の枕に付着している髪の毛の量です。
シャンプー中の抜け毛が増えているかは、排水溝に流れる抜け毛や指についた抜け毛の量から判断します。起床時は、枕に付着している抜け毛だけではなく、枕の周りに落ちている抜け毛が増えているかもチェックしましょう。
抜け毛が増えている方は、薄毛が進行している可能性があります。
ヘアセットがしにくくなってきた
ヘアセットのしにくさは、薄毛が進行しているかどうかを判断する基準となります。
薄毛が進行すると、髪の毛の量が少なくなるため、それまでできていたヘアスタイルがしにくくなってしまうのです。
また、薄毛が進行すると髪の毛のハリやコシがなくなることもヘアセットがしにくくなる原因といえます。
髪の毛は、生えて成長し抜け落ちるという周期を繰り返しています。薄毛が進行すると髪の毛が成長する期間が短くなってしまうため、十分成長できずにハリやコシがない細い髪の毛が増えてしまうのです。髪の毛のハリやコシがなくなってしまうと、それまでのヘアスタイルがしにくくなってしまいます。特に女性や男性でも前髪がある髪型をしている方は、実感しやすいでしょう。
生え際が後退してきた
AGA(男性型脱毛症)には、主に2つの薄毛パターンがあります。頭頂部(つむじ)が薄くなってくるパターンと、前頭部の生え際が後退し薄毛がM字型に進行していくパターンです。
現在は薄毛ではないが、将来薄毛になってしまうか気になっている方は、眉毛から生え際までの長さを確認しておき、生え際が後退してきたかチェックしておきましょう。長さを確認する手段として、眉毛から生え際までの指の本数がおすすめです。以前までは指3本分だったのに、気づいたら4本分になっていたという方は、薄毛が進行している可能性があります。
M字型の薄毛が進行しているかの基準の目安は、剃り込み部分が指2本分以上(約3cm)あるかどうかです。
額の広さや生え際の形は個人差があるため、具体的な長さではなく以前の状態に比べた現在の状態を確認することをおすすめします。
つむじ(頭頂部)が透けて見えてきた
「O字はげ」「てっぺんはげ」といわれる頭頂部(つむじ)の部分が薄くなっている方は、薄毛の前兆といえます。普段、頭頂部を見ることがないため、薄毛が進行していても気づきにくいですが、頭頂部を手で触ると地肌に触れる、2枚の鏡を使って頭頂部を見ると地肌が透けて見えるなどで確認可能です。
頭頂部の薄毛を放っておくと、地肌の透けが強くなっていくだけでなく、範囲も広くなっていき、正面から見ても頭頂部の地肌が確認できるようになってしまう可能性があります。
頭皮トラブルが増えてきた
AGAによる薄毛は、男性ホルモンが関係しているといわれていますが、頭皮環境の悪化も薄毛を引き起こす要因と考えられています。そのため、頭皮のかゆみや赤み、老けなどの頭皮トラブルが増えてきた方も要注意です。
シャンプーのし過ぎによる頭皮の乾燥、肌質に合わないシャンプーの使用、紫外線を浴びることによる頭皮へのダメージなどは、頭皮トラブルを引き起こす可能性があります。
実際、薄毛の方は、頭皮トラブルに悩んでいる方が少なくありません。そのため、頭皮のかゆみやフケなどのトラブルは、薄毛の前兆のひとつということができるでしょう。
おでこがハゲる原因とは?
遺伝的な要因
薄毛は遺伝と関係していることがわかっています。
AGAによる薄毛のメカニズムは、次の通りです。
男性ホルモン(テストステロン)が5α-リダクターゼによってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。DHTが毛乳頭細胞にあるアンドロゲンレセプターと結合すると、脱毛因子であるTGF-βが生成されヘアサイクルの成長期が短くなることで、抜け毛が増えてしまうのです。
5α-リダクターゼの活性度とアンドロゲンレセプターの感受性が遺伝と関係しているといわれています。5α-リダクターゼの活性度が高いとDHTが生成されたすく、アンドロゲンレセプターの感受性が高いと脱毛因子であるTGF-βが生成されやすくなるため、薄毛になる可能性が高くなります。
また、遺伝により前頭部にアンドロゲンレセプターが多いと、おでこがハゲやすくなるリスクが高いこともわかっています。
ストレス
AGAの発症にはさまざまな理由が考えられていますが、ストレスもそのうちのひとつです。過度なストレスを受けると、自律神経が乱れて血流が悪化して、髪の毛の成長に必要な栄養が頭皮に運ばれにくくなり、抜け毛の要因となります。また、過度のストレスは睡眠の質を低下させ、寝ている間に分泌される成長ホルモンが正常に分泌されなくなりやすいことも、薄毛の原因になると考えられています。
生活習慣の乱れ
AGAの発症には、睡眠不足や運動不足、偏った食生活、過度の飲酒、喫煙などの生活習慣の乱れが影響していると考えられています。
特に、若いうちから乱れた生活習慣が身についてしまっている方は、薄毛になるリスクが高い傾向があるといえるでしょう。
血行不良
血行が悪くなると髪の毛の成長に必要な栄養が十分に届かなくなり、髪の毛が十分に成長せず、髪の毛が抜けやすくなってしまいます。また、血行が悪化すると老廃物が溜まりやすくなり、頭皮環境の悪化に結びつくため、薄毛のリスクが高まってしまうのです。
血行不良は、運動不足や偏った食生活、過度な食事制限、睡眠不足、喫煙などによって引き起こされるため、このような生活習慣がある方は、薄毛のリスクが高い傾向があります。
頭皮環境が悪い
頭皮を清潔に保つことは薄毛予防に大切なことですが、シャンプーの仕方によっては逆に薄毛を進行させてしまう恐れがあります。
過度な洗髪は、頭皮を守ってくれている皮脂まで洗い落としてしまうため、洗髪は1日1回にしましょう。
また、シャンプーの洗い落とし不足も、頭皮環境の悪化に結びつく可能性があります。
生え際が後退した際の5つの対策
生活習慣を整える
前頭部の薄毛は、生活習慣を改善することが予防につながります。規則正しい生活を心がけ決まった時間に就寝し決まった時間に起床することや、定期的に運動する習慣を身につけるようにしましょう。ストレスを感じずに生活していくことは難しいため、ストレスを上手に発散させる方法を見つけておくことをおすすめします。
栄養バランスの取れた食事を心がける
薄毛予防には、髪の毛の成長に必要な栄養をバランスよく食事からとることが大切です。
髪の毛の主成分であるケラチンは、アミノ酸からできています。アミノ酸は、たんぱく質が体内で分解され吸収されるため、タンパク質が不足すると髪の毛が十分に成長できず、抜け毛の原因となる可能性があります。また、髪の毛の成長には、ビタミン類やミネラルも大切です。
日頃から糖分や塩分などを控え、髪の毛の成長に必要な栄養をとるように心がけることが薄毛予防につながります。
食事だけで髪の毛の成長に必要な栄養が取れない方は、サプリメントを利用して足りない栄養を補充することがおすすめです。
頭皮ケアを始める
頭皮マッサージは、気軽にできる薄毛予防としておすすめです。指の腹で頭皮を揉むようにマッサージすると、頭皮を柔らかくして髪の毛の成長に良い環境になり、血流の改善につながります。爪を立てたり過度な力でマッサージしてしまうと、頭皮にダメージを与えてしまい逆効果となってしまうので、注意してください。
シャンプー時に頭皮マッサージをすると、時間を効率的に使えるのでおすすめです。
育毛剤を使用する
市販されている育毛剤を使うことも薄毛対策です。ドラックストアや薬局で購入できる育毛剤の中には、ミノキシジルが配合されていて薄毛対策が期待できる商品があります。ミノキシジルは、AGAの治療で使用されており、血管を拡張し血行を改善する効果が期待できる成分です。
ミノキシジルが配合されている育毛剤以外にも、薄毛対策が期待できる商品はあります。しかし、育毛剤の効果は個人差がありますし、種類が多いためどの商品を使ったらよいのかわからない方が多いはずです。そのため、薬局やドラッグストアにいる薬剤師に相談して、育毛剤を選ぶことをおすすめします。もし、育毛剤を使用して異常があらわれたら、すぐに使用をやめて医師に相談するようにしてください。
AGA治療を受ける
AGAによる薄毛対策として最もおすすめするのが、AGAクリニックに行き適切な治療を受けることです。AGAの治療は、一般的に薬による治療が行われています。薄毛の改善効果は、個人差があり早い方は3ヶ月、多くの方は6ヶ月で効果があらわれるといわれています。
投薬治療で薄毛改善効果があらわれない場合は、頭皮に成長因子を直接注入するメソセラピーや自毛植毛などの治療が検討されます。
薄毛治療は、早ければ早いほど改善効果が期待でき、効果があらわれるまでの期間も短く済む傾向があるので、薄毛が気になった方はできるだけ早く治療を始めることがおすすめです。
AGAの治療法
AGA治療薬の服用
フィナステリド
フィナステリドは、AGAの原因といわれているDHTの生成を抑制することで薄毛の進行を抑える効果が期待できます。
フィナステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬として開発され、投与している患者の髪の毛が濃くなったことから、薄毛の治療に使われるようになりました。
国内では、2005年にフィナステリドが配合されているプロペシアが厚生労働省の認可を受け、2015年にプロペシアの特許権存続期間が終了したことで、さまざまなジェネリック薬が販売されています。ジェネリック薬によって、AGA治療に対する費用の負担が軽くなり、多くの方が治療を受けやすくなりました。
フィナステリドは、AGAの原因といわれているDHTの生成を抑制することで薄毛の進行を抑える効果が期待できます。
フィナステリドは、もともと前立腺肥大症の治療薬として開発され、投与している患者の髪の毛が濃くなったことから、薄毛の治療に使われるようになりました。
国内では、2005年にフィナステリドが配合されているプロペシアが厚生労働省の認可を受け、2015年にプロペシアの特許権存続期間が終了したことで、さまざまなジェネリック薬が販売されています。ジェネリック薬によって、AGA治療に対する費用の負担が軽くなり、多くの方が治療を受けやすくなりました。
ミノキシジル(内服)
ミノキシジルは、血管を拡張させて血圧を下げる働きから、高血圧の治療薬として使われていましたが、服用した患者に多毛症がみられてことから、薄毛治療としても使用されるようになった薬です。
内服薬は、体内から成分を取り込むため外用薬に比べると発毛効果が期待できるといわれています。しかし、日本では認可されていないため服用希望者は、原則として医師の診察を受け処方してもらう必要がある医療用医薬品です。
ミノキシジルは、血管を拡張させて血圧を下げる働きから、高血圧の治療薬として使われていましたが、服用した患者に多毛症がみられてことから、薄毛治療としても使用されるようになった薬です。
内服薬は、体内から成分を取り込むため外用薬に比べると発毛効果が期待できるといわれています。しかし、日本では認可されていないため服用希望者は、原則として医師の診察を受け処方してもらう必要がある医療用医薬品です。
ミノキシジル(外用)
ミノキシジル外用薬は、配合量が5%以上のものは、医療機関で処方を受けなければいけませんが、配合量が5%までの商品は、薬局やドラッグストアで販売することが許可されています。そのため、簡単に購入して気軽に使用することが可能です。
血管拡張作用により、髪の毛の成長に必要な栄養素を毛母細胞に運びやすくするだけでなく、毛母細胞を刺激してヘアサイクルを正常な期間に戻す働きもあるといわれています。
ミノキシジル外用薬は、内服薬に比べると発毛効果を実感できるまでに時間がかかるといわれており、効果があらわれるまで半年程度は継続して使用してみなければなりません。
ミノキシジル外用薬は、配合量が5%以上のものは、医療機関で処方を受けなければいけませんが、配合量が5%までの商品は、薬局やドラッグストアで販売することが許可されています。そのため、簡単に購入して気軽に使用することが可能です。
血管拡張作用により、髪の毛の成長に必要な栄養素を毛母細胞に運びやすくするだけでなく、毛母細胞を刺激してヘアサイクルを正常な期間に戻す働きもあるといわれています。
ミノキシジル外用薬は、内服薬に比べると発毛効果を実感できるまでに時間がかかるといわれており、効果があらわれるまで半年程度は継続して使用してみなければなりません。
植毛
自毛植毛は、AGAが進行していない後頭部や側頭部の髪の毛を薄毛部分に移植する治療法です。頭皮ごと採取して移植するFUT法と、ひとつずつグラフトを採取して移植するFUE方があります。
自分の毛髪を移植するため拒絶反応が起こりにくく、生着すれば半永久的に薄毛改善効果が期待できる治療法です。
メソセラピー
メソセラピーは、髪の毛の成長を促進する成長因子を頭皮に直接注入することで薄毛の改善を図る治療法です。
薄毛部分に直接薬剤を注入することで、投薬治療よりも早い発毛効果が期待できると考えられています。メソセラピーは、薄毛治療だけではなくケガや美容などさまざまな分野で使用されている施術法です。
薄毛が気になったら、早めにAGA専門医に相談しましょう
AGAは進行性の脱毛症で、放置していると薄毛が進行してしまい、毛髪量が少ない状態になってしまいます。また、放置しているとAGAの治療前と治療後の毛髪量に明らかな差が生じてしまい、他の人の目が気になってしまう方も少なくありません。そのため、薄毛の症状があらわれてきた方は、できるだけ早く適切な処置を受けてください。
薄毛が気になっているが、多忙のため治療を始められない方におすすめするのが、オンライン診療です。自宅や職場などで、予約・診察・処方・支払い・薬の発送まですべてオンライン上で完結します。無料相談サービスを提供しているクリニックを利用すれば、万が一副作用が出た場合も相談できるため、安心して治療を始められるでしょう。
まとめ
おでこが広くなっている方は、AGAが発症している可能性が高いです。生え際は治療効果が最も実感しにくい部分ですが、それほど進行する前に適切な治療を始めれば、それだけ改善効果があらわれる可能性が高いと考えられています。そのため、薄毛が気になっている方は、できるだけ早く専門の医療機関で診察を受けることが大切です。
来院する時間の都合がつかない方におすすめなのが、オンライン診療です。
SOKUYAKUオンラインクリニックでは、AGA治療のオンライン診療も提供しています。
受付時間:平日10:00~19:00
医師
山下 真理子
この記事には医師による認証マークである「メディコレマーク」が付与されています。
当コラムの掲載記事に関するご注意点
- 当コラムに掲載されている情報については、執筆される方に対し、事実や根拠に基づく執筆をお願いし、当社にて掲載内容に不適切な表記がないか、確認をしておりますが、医療及び健康管理上の事由など、その内容の正確性や有効性などについて何らかの保証をできるものではありません。
- 当コラムにおいて、医療及び健康管理関連の資格を持った方による助言、評価等を掲載する場合がありますが、それらもあくまでその方個人の見解であり、前項同様に内容の正確性や有効性などについて保証できるものではありません。
- 当コラムにおける情報は、執筆時点の情報であり、掲載後の状況により、内容の変更が生じる場合があります。
- 前各項に関する事項により読者の皆様に生じた何らかの損失、損害等について、当社は一切責任を負うものではありません。
いいねしよう!
SOKUYAKUの使い方
-
STEP1
診療予約
-
STEP2
オンライン問診
-
STEP3
オンライン診療
-
STEP4
オンライン服薬指導
-
STEP5
おくすり配達
※お薬の処方は医師の診察により薬が処方された場合に限ります。